多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
5回目となる今回は、西インド出身のアルティさんに「ライタ」というヨーグルトサラダを教わります。ライタは野菜やひよこ豆などにプレーンヨーグルトをあえたサラダのこと。暑いときは50度にもなるインドでは、日常的に家庭の食卓に出るそうです。香菜やスパイスなども入れ、インドらしい1品となっています。
Niki’s Kitchen英語料理教室のインド料理講師。絵を描くことや編み物なども大好きです。
夫と一緒に日本にやってきました。夫は私と結婚する前から日本の文化やIT技術、電化製品などに興味があって、ITの勉強や日本語を勉強するために11年くらい前から日本に住んでいました。私と結婚をするために1度インドに戻り、2011年に結婚。夫が日本の旅行会社に就職が決まったため、夫婦で日本に住むことになりました。
これまでインドで生魚(刺身)を食べることはなかったので、日本に来て、ちょっとびっくりしました。回転寿司はユニークですね。ヒンズー教徒なので、牛肉やにんにく、玉ねぎなども食べられませんが、納豆は好きで家族でよく食べますよ。
そうですね。日本のように、スーパーマーケットで買うというよりは、家庭でプレーンヨーグルトを作りますね。それはなぜかというと、ヨーグルトを大量に消費するからです。(笑)とにもかくにもヨーグルトが大好きな民族なんです。
暑い夏によく食べますね。朝・昼・晩、決まりはありません。夏はいつでも食卓にヨーグルトを使った料理があります。料理のほか、ラッシーにして食事の後に飲むことも。
日本のお味噌汁のように、日常的に食卓に出ます。暑い国ですから、夏バテ防止に香菜やスパイスも入れます。特にクミンは欠かせません。実家では辛い青とうがらしを入れて激辛にすることもありますが、日本人には刺激が強すぎるかもしれないですね。(笑)
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
クミンシード
大さじ1/4
トマト(角切り)
1個分
きゅうり(角切り)
1本分
塩
(あればブラックソルト)
大さじ1/4
砂糖
大さじ1/2
香菜
お好みで
熱したフライパンにクミンシードを入れ、中火で2分ほど煎る。色が変わり、香りが出始めたら火からおろす。
1の粗熱がとれたら、すり鉢ですり、パウダー状にする。
ボウルにヨーグルトを入れ、よく混ぜておく。
3に角切りにしたトマトときゅうり、2のクミンパウダー、塩、砂糖、お好みで香菜を加えよく混ぜる。
ローストしたクミンシードの香りが香ばしくて、食欲をそそります。お米ともパンとも相性がよく、インドでは両方組み合わせて食べることは珍しくないそうです。ぜひお試しください。
アルティさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!