多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
朝晩と肌寒くなり、すっかり秋本番…。8回目となる今回は、ウクライナの家庭料理です。秋冬にぴったりな、きのことヨーグルトのクリームグラタンをキエフ出身のヴェラ・カラキドウさんに教わりました。ヨーグルトを使ったローカロリーなクリームグラタン、ぜひお試しください。
昔から料理が趣味。体型維持と健康のためにジム通いもしています。日本の生け花にも興味があるので、いつか習ってみたいです。Niki’s Kitchen英語料理教室のウクライナ料理講師。
夫はギリシャ人外交官。日本に赴任することになり、2013年に家族で来日しました。
日本食はほとんど好きで、納豆も大好きなんです。ウクライナでも伝統的な発酵食品がありますよ。キャベツなどの野菜を発酵させたものがポピュラーです。
基本的に日本で売られているヨーグルトよりも、粘度があってクリーミーなものが多いですね。飲むヨーグルトもあるし、種類は豊富です。
普段は朝食が主です。果物と一緒にミキサーにかけてヨーグルトシェイクにして飲むのも好きですね。料理にも使いますよ。
日本の家庭と一緒で、グラタンは普段の夕食に出ることが多いです。ホームパーティなど人が集まるときはチキンを入れて豪華に。本来は脂肪分の多いスメタナ(サワークリームのようなもの)を使うのが一般的ですが、カロリーを抑えたいときはヨーグルトで代用します。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
300g
お好みのきのこ
400g
※今回はしめじとシイタケを使用
玉ねぎ(大)
1個
にんにく
3ケ
バター
大さじ1
オリーブオイル
大さじ3
塩・こしょう
少々
タイム
少々
生クリーム
50ml
小麦粉
大さじ1
パルメザンチーズ
75g
ミックスチーズ
75g
ディル
お好みで
しめじは食べやすい大きさにほぐし、シイタケは角切りに切る。玉ねぎは粗みじん、にんにくはみじん切りにする。
熱したフライパンにバターとオリーブオイルを入れる。1の玉ねぎを黄金色になるまで、時々かき混ぜながら炒める。
2に1のきのこと塩・こしょうを加え、5~6分炒める。タイムとにんにくを加えて、さらに5~7分ほど炒める。
ヨーグルトをザルで裏ごしし、生クリームと小麦粉を加えて混ぜ合わせる。
3に4を加えて塩・こしょうをし、味を調える。沸騰しないように気をつけながら、数分煮込む。
5をグラタン皿によそい、パルメザンチーズとミックスチーズを上にのせる。200度のオーブンで、焼き色がつくまで15〜20分焼く。刻んだディルを飾れば出来上がり!
キッチンからとてもいい香りが漂っていました。バターで炒めたきのこが食欲をそそりますね。ヨーグルトをたっぷり使っていますが、酸味は気になりませんでした。ヘルシーでいいですね。日本人が普段食べるグラタンの味に似ているので、違和感なく美味しくいただけると思います!
ヴェラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!