ソフィア市内にはバス・トロリー(路面バス)・トラム(路面電車)・地下鉄の交通網が張り巡らされています。市内を走るトラムの中には林の中を通り抜ける路線もあり、さながら遊園地のアトラクションの様です。
車内では面白い出来事にもしばしば遭遇します。ある時、バス停でもない所でバスが停まり運転手さんがどこかへ消えてしまいました。驚いているのは私一人。他の乗客は特に動揺している風でもありません。すると運転手さん、手にヨーグルトの入った袋を提げて帰って来ました。何事もなかったかの様にヨーグルトを飲みながら運転をし始め、それでも車内は至って普通な様子に私は可笑しくて仕方がありませんでした。
最近では時々バスのドアに「信号は停留所ではありません!」と書かれた紙が貼り付けられているのを見かけます。信号で停まった時に乗せてと頼む乗客が多いのでしょう!そんな微笑ましい長閑さは、いかにもブルガリアらしい光景です。