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2026 11 Nov.

東ロドピの大自然とアルダ川のゆるやかなカヌー下り

2026.11

ブルガリア南部のロドピ山地に源を発するアルダ川は、全長約290キロを流れてブルガリアからギリシャへ入り、最後はトルコ国境近くでマリツァ川に合流。その先はエーゲ海へと続いています。東ロドピを流れる区間では、岩山の間を蛇行する美しい景色を見ることができます。この川は流れがゆるやかで、夏には水遊びを楽しむ人もいます。

ブルガリア語で「プラジャ(плаж, plazh)」は「ビーチ」という意味で、海だけでなく、川辺やプールサイドなど、水辺で泳いだり遊んだりする場所にも使用します。海に行くわけではないのに「ビーチに行く」と表現するのは、ブルガリアで暮らしていて面白いと感じる表現の一つです。私もアルダ川のプラジャで川遊びをしてみたのですが、流れは穏やかで水もきれい、暑い日にとても気持ちよく過ごせました。

そんなアルダ川を、カヌーで下るというツアーに参加しました。初心者でも楽しめるガイド付きです。川の流れに沿って進むため、あまり力を入れずにパドルで水面を漕ぐことができました。

前日に、東ロドピ自然保護センターでハゲワシについて学んでいたため、カヌーの上からも自然と鳥の存在に目が向きました。白いコウノトリ(シュバシコウ)のほか、黒いコウノトリ(ナベコウ)も観察することができました。

途中、中州にカヌーを止め、川で見られるさまざまな石についてガイドから説明を聞きました。カヌー下りの後には、この川で採れた石を研磨したものを見せてもらったのですが、まるで宝石のようにきれいで感動しました。石の名前もブルガリア語で教えてもらいましたが、専門的な固有名詞ばかりで、現地語を話せる私でも知らない言葉の連続。それでも、普段耳にすることのない鉱物の呼び名を知るのはとても興味深い体験でした。

そしてツアーの最後には川沿いに望遠鏡を設置してもらい、山の斜面にあるハゲワシの巣を観察。前日に展示で学んだハゲワシが、実際にこの山で暮らしていることを確認できてうれしかったです。

アルダ川のカヌーツアーは2026年は11月まで行われています。カヌーを楽しみながら、鳥や石、そして東ロドピの自然を身近に感じられる体験でした。


  • アルダ川の周辺、プラジャ

  • カヌー体験

  • カヌーからの景色。水が綺麗で下が透けて見える

  • 中州にカヌーをとめて、石探し

  • ガイドさんが石について説明してくれる

  • アルダ川の蛇行で有名なポイント

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