日本の家庭に味噌がなくて困るようにブルガリア人の家庭にはヨーグルトが欠かせません。料理やスープに使う他、熱い料理に添えて食べることもよくあります。
現在では市販品が簡単に手に入りますが、一昔前迄はどこの家庭もヨーグルトは自家製だったそうです。義母も20年程前迄は自分で作っていたと聞き、先日作り方を教えてもらいました。
一度沸騰させた牛乳を人肌に冷まし、ヨーグルトの菌を混ぜ入れた後、容器を布でぐるぐると巻き、待つこと4時間。手作りヨーグルトの完成です。義母曰く、赤ちゃんを布で優しく包む様にヨーグルトも丁寧に愛情込めて扱う事が何より大切なんだそう。そんなゆっくり時間をかけて作るヨーグルトは、どこかブルガリアらしい素朴な優しい味がしました。