古本屋が立ち並ぶソフィアのスラヴェイコフ広場。ソフィアのセンターに位置し、待ち合わせ場所にもよく利用されます。広場の名前に由来するのは作家のペトコ・スラヴェイコフとペンチョ・スラヴェイコフ。この父子の像が並んで座っているベンチもあり、隣に腰をかけて記念撮影をする光景もよく見られます。
古本を始め、外国の書籍や新書、古典から現代物まで種類も豊富で、値段も日本円で約30円の物もあれば1万円以上するものもあったりと様々です。中にはブルガリア語に翻訳された日本の本もあり、この日は吉川英治の「宮本武蔵」がありました。
立ち並ぶ売り場の中で、夫が高校生だった時によく通っていたという古本店の店主が今も健在で本を売っているのを偶然発見しました。彼はある日、頻繁に古本を買いに来る夫を自宅に招待し、膨大な書籍コレクションを見せてくれたことがあるそうです。本を愛し続け、誇りを持って人々に紹介し続ける真摯な姿に感動しました。