ブルガリア人の大好きな祝日「イースター」。今年は4月24日に行われました。ブルガリア語では「Великден(ヴェリクデン)」と言い、キリスト教ではイエス・キリストが十字架にかけられ3日後に復活した事を記念する重要な祝日です。ヴェリクデンが近づくと、街は卵やウサギをモチーフにした飾り物で賑わいます。
卵からヒナが生まれる様子とキリストの復活が結び付けられたことと、冬が終わり草木に再び生命が甦る喜びを表現するために卵が用いられ、ウサギは多産で生命の象徴とされているそうです。毎年ヴェリクデンにはイースターエッグを作ります。イースターエッグの作り方はとても簡単。ゆでた卵を食紅と酢を混ぜた熱湯に入れ、好みの色に染まったら乾かして出来上がりです。
その後の楽しみはゆで卵のゲーム。自分の卵を決めて卵同士をぶつけ合います。ひびが入ったら負け、最後まで卵が無傷だった人が勝者です。子供のみならず大人も楽しめるヴェリクデンです。