世界の有名な都市、名所にはもうたくさんの旅行者が訪れていて、「行き尽くした感じがする」という旅行好きの方も多いですね。そんな人たちに最近注目されているのが、ブルガリアです。2013年に旅行サイト「トリップアドバイザー」で、“滞在費が安く上がる町”としてソフィアが一位になったことがきっかけのようです。また格安航空会社の乗り入れにより、ブルガリアを訪れることが容易になったことも要因の一つでしょう。さらに、この十年来ギリシャやイタリアなどヨーロッパ諸国の経済危機を理由に物価の安いブルガリアで老後を、と考えている人も多く訪れているようです。
ブルガリアではどのくらい物価が安いかというと、カフェやレストランに入っても一人10レバ(≒5ユーロ、約600円)でお釣りがくるところがほとんどです。タクシーが1km80ストティンキ(約50円、でもボラれなければ、ですが。)に、生ビールが大きなグラスで2レバ(120円)からと、本当にお財布にもうれしいですね。
市中心部に行くと、日本人の私から見るとヨーロッパ系の人の区別はつきにくいものの、明らかにブルガリア語ではない言語を話している団体さんがいてすぐに分かります。特に、ソフィア市の中心部に点在する名所をボランティアのツアーガイドと一緒に巡る「フリーソフィアツアー」や、オープンバスのツアー「シティーサイトシーイング」バスは外国からの観光客に人気のようです。ツーリストの方々はリュック、カメラをもって何にでも興味津々です。
「セントラル・ハリ」というマーケットの中は、特に外国からのお客さんが多いですよ。このマーケットの中にはパン、お肉やハム類、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、それにお魚やワインなどブルガリア市民の日常に欠かせない商品を扱う食材店、さらにはバラ製品、革製品などおみやげになる商品を扱うお店に加え、ブルガリアのお惣菜やサラダだけでなくトルコスイーツにパラチンカ(クレープ)、ドネルケバブ、中華などのお惣菜屋さんなど、様々なお店が入っています。買ったものをすぐにその場で食べることのできるイートインコーナーやカフェテリアもあり、インドアで天候を気にせず楽しめます。さらに薬局や銀行も入ってたりと、観光の際にはぜひ訪れたい便利なマーケットです。