2026.06
日本のすしは世界的に人気で、近年ブルガリアでも、すしはすっかり身近な存在になりました。多くのレストランで見かけるのは、アメリカ生まれのカリフォルニアロールのように、サーモンやアボカドを具材に使った巻きずしです。「とびっこ」や肉、クリームチーズなどを巻いたものもあります。見た目がカラフルで華やかなものが好まれているようです。
すし全体に衣をつけて、油で揚げた巻きずしもあります。そんな“揚げずし”や肉巻きにはてりやきソースを、サーモンやアボカド巻きにはマヨネーズがたっぷりとかかっています。さらに、しょうゆやわさびも添えられていて、日本人である私はとても驚きました。酢飯は日本に比べて酸味が控えめに調整されていますが、全体的に味が濃いすしが人気です。
ブルガリアでは、ベジタリアン向けの巻きすしも豊富で、海藻やしいたけ、マンゴーなどを具にしたものも見られます。カトラリーはお箸かフォークを選んで使うことができます。こうした多様な選択肢やデリバリーとの相性の良さから、すしは特に若い世代を中心に人気を集めています。
また、多くのスーパーでもフードパックに入れられたパックずしがたくさん並んでいて、イートインコーナーで食べることもできます。ここでもカトラリーはお箸かフォークかを選べます。スーパーではすし用の米や酢を買うことができるため、自宅ですしを作って楽しむ家庭も増えているようです。すしの定義が揺らぐほど自由に、それぞれのスタイルで楽しまれています。実際に、すし好きのブルガリア人が握りずしを知らなかったり、日本にはないすしメニューをお気に入りにしていたりすることもあります。
日本人が思い描くすしとは違う部分も多いブルガリアのすし。それでも「日本の料理が好き」と言ってくれるのは、やはりうれしいです。
ブラゴエフグラッドにあるレストランのメニュー
特に日本食レストランというわけではないが、メニューの一部にすしがある
レストランで食べたおすし
スーパーのおすし売り場
スーパーではSUSHIと書かれたお米や海苔が売られている
巻きすや箸、レシピが入ったすしキット