ブルガリアを含む東欧の若者たちは、美形ぞろい。その上、おしゃれには人一倍気を遣う人も多い。いったいどこで、そんなにおしゃれな服を買っているのだろうと気になっていました。しかし、ここには強い味方がいました!「フトーラ・ウポトレヴァ」です。この言葉は、そのまま訳すと「二番目に使用」または「中古」という意味で、ブルガリアには、この表示のある中古服店がどの街にも、必ずと言っていいほどあり、たくさんの人々で賑わっています。
こういうお店には、比較的最近流行ったものが、まだ流行遅れにならないうちに入荷しているので、若い人たちの「1シーズンだけ楽しむ」というニーズにうまくはまっているように見えます。また有名ファストファッションブランドからの新古品も大量に流れ込んでいるため、気に入ったものがジャストサイズで見つかれば、ものすごくお得だと言えます。定価だと買わないようなものでも、日本円にすれば数百円程度の出費で楽しめるため普段選ばないような服で「冒険」してみても良いかもしれません。
現在は、年金生活者で、若いころには今のように自由におしゃれを楽しむことができなかった世代も、こういったお店の大ファンです。若者もそういった世代の人も、入荷前日に行われる在庫一掃セールで、さらに安い品が投げ売りされる曜日をきっちりとおさえています。そういう日には、笑顔で大きな買い物袋を持って出かけて行きます。
古着に抵抗のない人であれば、びっくりするような有名ブランド品や日本人に合うサイズが多く流通しているので、観光でブルガリアに来られた際にはこういうお店を利用してみるのもいいかもしれません。とてもおしゃれな掘り出し物が見つかるかもしれませんよ!