先日、ブルガリア人の友人と二人で、ブルガリアの首都・ソフィアで行われているNPO主催の無料ツアーに参加してきました。天気にかかわらず毎日行われているツアーで、現在はソフィアだけでなく、第二の都市・プロブディフでも行われています。また、有料でブルガリアの共産党時代やユダヤ人について学べるツアーも開催されています。
多くの外国人観光客が参加していて、ブルガリア人は友人一人だけでした。生まれも育ちもソフィアという友人ですが、参加してみてソフィアについて知らないことがたくさんあり驚いていました。
ツアーは、ライオンの像が目印の裁判所からスタートです。街の中心部に立ち、上下四方を見ながらガイドさんが説明してくれます。ローマ帝国時代の居住の遺跡をはじめ、中世の教会、共産党時代の建物や資本主義時代のモダンな建物など、この街の長い歴史が折り重なり隣り合っている様子を、360度見渡すことができました。
また、カトリック教会、ブルガリア正教会、イスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴーグの歴史的建造物がお互いに見える位置で存在しているということも紹介されました。
交差点の真ん中に知恵の女神、ソフィアの像が建っているため、ソフィアという名前はここがもとになっていると思う人が多いようですが、実際は聖ソフィア教会がこの街の由来になっているそうです。ローマ時代は、この辺りはセルディカと呼ばれていました。
2時間のこのツアーはあっという間に過ぎました。直径1kmに満たないソフィアの中心部で、見慣れた建物の歴史を知ることができてとても興味深かったです。ソフィア観光を計画している方に、ぜひオススメしたいツアーです!