ブルガリア北西部にあるルコヴィト(Луковит, Lukovit)という街に行ってきました。SNSで流れてきた、とてもきれいなある川の動画を観て、実際に自分で確かめたくなったのです。それは、首都のソフィアからバスで約1時間半の距離で、スタラ・プラニナ山脈を越え、ドナウ平野の地域にあるズラトナ・パネガ(Златнa панега, Zlatna panega)という名前の川です。
この川沿いを歩く遊歩道は平坦で、とても楽な散歩コースでした。朝の時間は人があまりおらず、ボートなども通っていないのでとても静か。遠くから見ると水が緑色で濁っているのかと思いましたが、近づくと水は透き通っていて魚が泳いでいるのも見えるくらい透明度が高かったです。岩に沿って川の上に設置された遊歩道は、足元に隙間があったり、決して安全とは言えない道でしたが、その上からみる景色は現実のものとは思えないぐらい美しく、一見の価値がありました。SNSの噂どおりでした。
また同じ川沿いのズラトナ・パーク(Златна парк, Zlatna park)という公園にも訪れました。「メルヘン」がテーマで、かわいいモチーフがたくさんありました。残念ながら、私たちが訪れたときはカフェがまだオープンしていませんでしたが、近々オープン予定とのことで、皆さんがこの記事を読まれるころには、きっと楽しむことができるでしょう。
この街から少し離れたところに有名な洞窟があったので、そこにも足を運んでみました。「神の目」と呼ばれるプロホドナ(Проходна, Prohodna)洞窟です。頭上にアーモンドの目の形をした大きな穴が2つ開いているのは圧巻でした。確かに、神さまから見られている感じがあります。洞窟は両端が開いていて、多くの人が訪れており、洞窟内はとても大きく涼しい場所でした。洞窟の入り口付近でロッククライミングをしたり、洞窟の中で軽食をとっている人たちもいたりと、あまり日本では見ない風景に少し驚きました。とても自由な雰囲気の洞窟でした。