2024 5May

シロップに浸したとても甘いケーキ

ブルガリアにはケーキ専門店が数多くあります。曜日関係なく、夜9時くらいまで開いている店もあり、八百屋や肉屋よりも長い時間、営業しています。それだけブルガリア人の生活に密着しているのだと思います。もちろんスーパーでも売られており、パックに入ったものが並んでいます。

ブルガリアでは「甘さ控えめ」を売りにしたケーキよりも、大量の砂糖を使ったケーキをよく目にします。トルコ発祥のスイーツもあり、大抵はシロップに浸した茶色のケーキです。例えば、揚げた生地をシロップ漬けにした「トルンビ(толумби, tolumbi)」や、薄いパイ生地のような生地で幾重にも層を作り、間にナッツなどを入れてシロップに漬ける「バクラヴァ(баклава, baklava)」などがメジャーです。

日本で売られているケーキとの一番の違いは、トルコスイーツの影響なのか、シロップ漬けにされているものが多いことかもしれません。甘い生地のケーキにさらに砂糖が加えられるため、甘さがより増しています。

路面のケーキ専門店では量り売りのクッキーも置いてあり、グルテンフリーや砂糖なし、塩気のあるものなど種類が豊富。まずは一つずつ買って試してみて、気に入ったものを大量に購入するのがブルガリア流です。
店には大抵、日本のイートインコーナーのようなスペースがあり、すぐに食べられるのも魅力です。カフェのように、飲み物を提供している店もあります。

しかし、持ち帰る場合は、個包装されずにそのままビニール袋にまとめられ、ケーキの場合は発泡スチロール製のパックか、透明な箱に入れて持ち帰ることになります。家に帰って開けた時には形が崩れてしまっていることが多いので、いつも残念に思います。その場でおいしくいただくのが、一番いいのかもしれません。


  • ケーキ専門店のショーケース

  • スーパーのケーキ売り場

  • ケーキ専門店の外観

  • クッキーの量り売り

  • クッキーを買った時の袋

  • 買ったものがすぐに食べられるイートインコーナー

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