ヨーグルトでめぐる世界の食卓

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多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!

鶏肉のリエット(リ・エトゥドゥプレ・オヤウルトゥ)

第36回目はフランス共和国。西ヨーロッパに位置する国で、言わずと知れた美食の国です。今回はフランス南西部にある街、トゥールーズ出身のジャックさんに、ヨーグルトを使った家庭料理を教わりました。

今回の案内人

フランス
ジャックさん [Mr. Jack]
Niki’s Kitchen英語料理教室のフランス料理講師

料理、生け花、ガーデニングが好きです。

来日したきっかけを教えてください。

フランスでは柔道や空手クラブ、書道がポピュラーで、子どもの頃から習わせる家庭は少なくありません。日本の文化が好きなフランス人は多く、自分も興味がありました。旅行で日本に訪れ、京都などをめぐりました。それがきっかけで、いつか日本に住んでみたいと思い、15年ほど前に来日しました。

フランス(トゥールーズ)の気候や食文化を教えてください。

出身地のトゥールーズは、東京と気候が似ているように思います。四季があり、夏は暑く、冬は寒い。トゥールーズという街は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランス料理に欠かせないフォアグラが有名なんですよ。鴨や羊などを使った肉料理やソーセージもよく食べます。肉と白ビーンズの煮込み料理「カスレ」も人気です。

フランス(トゥールーズ)の主要な乳製品について教えてください。

ピレネー山脈の山岳地域では、羊や山羊の乳で様々なチーズが作られています。ブルーチーズやカンタルチーズが有名です。

フランス(トゥールーズ)のヨーグルトについて教えてください。

朝食のパンに添えたり、子どものおやつや夕方のデザートとして。スーパーでは飲むタイプのヨーグルトが数多く並んでいます。固形タイプは、ギリシャヨーグルトが人気です。ヨーグルトは料理よりも、お菓子作りに使う方が多いですね。例えば塩気を効かせたソルティケーキなどです。

今回ご紹介していただく「リ・エトゥドゥプレ・オヤウルトゥ」について教えてください。

フランスでいう食前酒、“アペリティフ”のときにワインと一緒にテーブルに並びます。家で作るおつまみのようなものです。作ってから冷蔵庫で一晩おくと、味がよりしっかり馴染んでおいしくなりますよ。

「リ・エトゥドゥプレ・オヤウルトゥ」の作り方

材料(3〜4人分)

  • 明治ブルガリアヨーグルト
    LB81プレーン

    200g

  • 赤玉ねぎ

    150g

  • ピクルス

    50g

  • セロリの葉

    8枚

  • サラダ油

    大さじ1

  • 鶏ささみ肉

    300g

  • 適量

  • こしょう

    適量

  • パプリカパウダー

    少々

  • フランスパン

    適量

  • step.1

    赤玉ねぎ、ピクルス、セロリの葉をみじん切りにする。

  • step.2

    フライパンにサラダ油をひき、鶏ささみ肉を入れ、塩、こしょう、パプリカパウダーを入れる。

  • step.3

    2の鶏ささみ肉に焼き色がついたら、もう一度、塩、こしょうで味をつける。

  • step.4

    鶏ささみ肉が焼けたら、みじん切りにする。

  • step.5

    ボウルに4と、1、ヨーグルトを入れ、混ぜる。

  • step.6

    5に、塩を加える。

  • step.7

    時間があれば、冷蔵庫で2~12時間寝かせる。

  • step.8

    パンに付けて完成。

リ・エトゥドゥプレ・オヤウルトゥの感想

鶏肉のリエット(リ・エトゥドゥプレ・オヤウルトゥ)

鶏肉に玉ねぎがたっぷり入っているため、シャキシャキとした食感です。ヨーグルトの効果で細かく刻んだ鶏肉がしっとり。バゲットを切って載せるだけで、オシャレな食卓になりそうです。
(by記者)

ジャックさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!

#36

フランス(トゥールーズ) French(Toulouse)
首都:パリ / 通貨:EUR / 言語:フランス語