多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第109回目はクウェート国です。中東のペルシャ湾(アラビア湾)北西に位置し、南と南西にサウジアラビア、北と西はイラクと国境を接し、東は湾に面しています。今月はクウェートで暮らしていたサーラさんに、ヨーグルトを使ったサラダを教えていただきました。
ベリーダンスを習っています。世界の歴史や食文化にも興味があり、特に病気を予防する薬膳料理を研究するのが好きです。
クウェートは年間を通じて降水量がとても少ない砂漠気候です。国土面積は日本の四国とほぼ同じくらいの大きさで、そのほとんどが砂漠です。そのため、人は海の近くに住んでいます。沿岸の地域は、古くから貿易と文化交流の中心地でした。
クウェート料理は、遊牧民のベドウィン族の料理と海岸料理を融合したもので、お米やシーフード、スパイスを使った料理が多いです。食文化は、アジアとアフリカをつなぐアラビア半島の国々からの影響、そして古くから貿易をしていたインドの影響もあり、料理に使われるスパイスは多種多様です。
例えば、スパイスを効かせた炊き込みご飯「マチブース(Machboos)」は、お米(バスマティライス)に鶏肉などの肉を加えて調理する家庭料理です。揚げた魚を使う炊き込みご飯は「ズバイディ(Zubaidi)」と呼びます。こちらも非常に人気が高いです。「ガース・オガイリー(Gers Ogaily)」は、クウェートの伝統的なケーキで、サフランやカルダモン、ローズウォーターなどで香り付けされます。
牛乳やヨーグルト、「ラバン(Laban)」と呼ばれるヨーグルトベースの飲料などの乳製品は、日常的に食べています。暑さでほてった体をクールダウンしてくれるからです。
昔はラクダのミルクや乳製品が売っていましたが、現在は牛乳製品が主流となり、スーパーマーケットでもラクダのミルクを見かけることはほとんどありません。ラクダは年に一度しか出産しないのでミルクを量産できず、非常に貴重で高価だからです。
「アチャール(Achar)」または「トゥルシ(Turshi)」と呼ばれる漬物があります。これらは、マンゴーやレモンなどのフルーツ、なすやにんじん、きゅうり、カリフラワーなどの野菜を発酵させたものです。お酢や塩、そしてターメリック、マスタードシード、唐辛子などのスパイスを混ぜて漬け込みます。酸味や辛味が強く独特の風味がありますが、クウェートの伝統的な料理の一部。ライスや肉料理と一緒に提供され、前菜や副菜として親しまれています。
日本のように朝食に食べる習慣はあまりないですね。昼食か夕食です。プレーンヨーグルトをそのまま食べることが多いですが、フルーツ入りのヨーグルトも人気です。特に子どもたちに喜ばれています。プレーンヨーグルトは料理にもよく使います。
プレーンヨーグルトをベースに、新鮮なきゅうりや玉ねぎ、唐辛子、ミントを混ぜ合わせて作るサラダです。クウェートでは、鶏肉料理などの肉料理のサイドディッシュとして提供され、口の中をさっぱりとさせてくれます。いろいろな野菜で応用できますが、きゅうりは必須です。インドに「カードライス」と呼ばれるヨーグルトとご飯を混ぜた料理がありますが、このサラダも同じように白いごはんに混ぜて食べることもあります。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
きゅうり
120g
玉ねぎ
70g
青唐辛子
10g
塩
5g
乾燥ミント
3g
クミン
2g
オリーブオイル
大さじ1
きゅうりと玉ねぎは小さな角切りに、青唐辛子はみじん切りにする。
大きめの器にヨーグルトを入れ、滑らかになるまで混ぜる。
2に1を加えて混ぜる。
3に塩、乾燥ミント、クミンを入れて混ぜ合わせる。
4の上からオリーブオイルを回しかけたら出来上がり!冷蔵庫で15〜20分ほど冷やすと、さらに爽やかな味わいに。
ミントの爽やかさと唐辛子の辛さが食欲を促進。ご飯にもパンにも合うため、毎日の食事の新しいアイデアとして取り入れてみてはいかがでしょう。
(by記者)
サーラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!