口に入れた瞬間のさわやかな酸味、時間差で押し寄せる濃厚なミルク感、最後はすっきりとした後味へ、ドラマチックにおいしさが変化します。
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンの製造工程
新製法のヒミツ①
「超高温殺菌」により、従来の製法よりも細かく緻密で繊細なネットワークができ、くちどけとなめらかさが向上します。
しかし、それだけではヨーグルトが柔らかくなりすぎてしまいます。
そこで、乳脂肪球を意図的に通常よりも小さくする「脂肪微細化」を実施することで、微粒子化した乳脂肪球が乳たんぱく質の構造を補強し、ヨーグルトの十分な硬さが維持できます。
ヨーグルトの構造写真(共焦点レーザー顕微鏡)
くちどけ芳醇発酵の方が明らかにネットワークが緻密で強固になっています。くちどけ芳醇発酵により、ヨーグルトの硬さを維持しながら、なめらかで濃厚さを感じる風味を実現しています。
くちどけの比較
口のなかで小さい力でヨーグルトが崩れ、くちどけのよさを楽しめます。
新製法のヒミツ②
TDS
Temporal dominance
of
Sensations
喫食中、最も印象的に感じた(dominance)風味を経時的に評価していく手法。
複数の風味の変化(タイミングと継続時間等)を同時に測定できます。
口の中での風味変化
明治ブルガリアヨーグルトらしい爽やかな“酸味”を感じながら、ミルク風味を交互に感じる結果となりました。くちどけの良さにくわえて、爽やかな酸味とミルク風味が両立することで、芳醇なあじわいを楽しめます。
第三機関である味香り戦略研究所の協力を得て、専門家パネルによる官能評価と分析機器による食感分析・味分析により数値化し、プレーンヨーグルトの総合的な物性を検証(分析・評価)しました。
検証内容
検証①
プレーンヨーグルトの『なめらかさ』とは
専門家パネルによる官能評価と分析機器による食感分析・味分析により、総合的に物性を分析・評価し、プレーンヨーグルトのなめらかさに寄与する要素を明らかにする。
検証②
従来品と新商品の『なめらかさ』を比較検証
検証①で明らかになった指標をベースに官能評価、分析機器による食感分析・味分析により既存品と新商品のなめらかさを比較。
検証機関
(株)味香り戦略研究所
食品の味・香り・食感等の「おいしさ」の可視化技術手法を用い、食にまつわるコンサルティングサービスを提供する会社
検証方法
専門家パネルによる官能評価検証
分析機器による食感分析・味分析
検証①
専門家パネルによる官能評価と分析機器による食感分析・味分析により、総合的に物性を分析・評価し、プレーンヨーグルトのなめらかさに寄与する要素を特定しました。
プレーンヨーグルトのなめらかさを表す指標は、3つの食感とうま味の余韻でした
やわらかさ
ヨーグルトを噛んだ(上あごと舌でつぶしたとき)のかたさ
崩れやすさ
口の中でヨーグルトの物性が変化していくときの感覚
さらさら感
口の中でヨーグルトが崩れていくときの感覚
まろやかさ
飲み込んだあとの口の中で感じるうま味の余韻
検証②
検証①で明らかになった指標をベースに官能評価、分析機器による食感分析・味分析により数値化し、従来製法とくちどけ芳醇発酵のなめらかさを比較しました。
官能評価・分析機器による食感・味分析結果
従来製法を0とした場合の比較