多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第51回目はニュージーランド。南北に長い島国で、北側は亜熱帯気候、南側は温帯気候。年間を通じて温暖な気候に恵まれています。今月は、首都ウェリントンに住むニック・ニュートンさんと麻里依さんご夫婦に、ヨーグルトを使った料理をニュージーランドから教えていただきました。
ニックさん:ハイキング、スイミング、読書など
麻里依さん:ハイキング、自然観察、描画、編み物
夫のニックは、ニュージーランド北島・東岸のネイピアという港町で生まれ育ちました。父親の家系はオランダからの移民で、母親の家系はイギリスだそうです。私は山形県出身で、東京でヨガ講師をしていました。ニックとの出会いは、私がワーキングホリデーでオーストラリアに滞在していたときです。2016年の秋に結婚しました。ネルソンで2年ほど過ごした後、今は首都・ウェリントンに住んでいます。(麻里依さん)
ローストラムやローストチキンなどの肉料理と野菜がポピュラーです。沿岸部に人口が集まっていて、シーフードも新鮮なものが手に入ります。主食はパンやパスタ、お米も食べます。イギリス植民地時代からの影響のほかに、移民の国でもあるので、今では各国のさまざまな料理を楽しんでいます。(ニックさん)
酪農や畜産が盛んで、チーズやバター、ヨーグルトなどの乳製品はほぼ自国で生産しています。日本ではあまり見かけない、フェタチーズという羊のチーズや、ヤギのチーズ・ミルクもポピュラーです。アイスクリームの消費量も多い国です。(麻里依さん)
スーパーではバニラ味やチョコレート味などの甘いフレーバーが並んでいて、プレーンヨーグルトは家庭で作っている人が多いですね。シリアルをかけたり、スムージーにして飲んだり、ディップにして野菜などにつけて食べます。ヨーグルトとスパイスで味付けしたチキンなども人気です。(ニックさん)
キウイフルーツは、ニュージーランドの国鳥であるキウイに似ていることから名付けられました。ニュージーランド人のことを“キウイ”と呼ぶこともあります。
「キウイライタ」は、サラダとしてはもちろんのこと、インドカレーに添えてもおいしいですよ。今回のレシピはキウイがアクセントになっていますが、現地ではキウイの代わりにアボカドやビーツを使うことも。色々アレンジしてお試しください。(ニックさん)
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
100g
※写真はニュージーランドのプレーンヨーグルトを使用しています
しょうが
5~6g
サラダ油
大さじ1/2
(またはオリーブオイル)
コリアンダーシード
小さじ1/2
(またはコリアンダーパウダー)
クミンシード
小さじ1/2
サワークリーム
1/4カップ
りんご
1/5個
ミントの葉
1/2カップ
キウイ
1個
塩
少々
こしょう
少々
チリパウダー
少々
しょうがは皮をむき、すりおろす。
フライパンを中火にかけ、サラダ油を入れて温め、1、コリアンダーシード、クミンシードを入れ、20秒ほど香りが出るまで炒める。
2を容器に移し、すり潰す。
ボウルにヨーグルトとサワークリームを入れ混ぜ、3を加える。
りんごとミント、キウイの半分を粗みじん切りにする。
4に5を入れ混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
6を器に盛り、半分残しておいたキウイを好きな形にカットして添え、最後に、お好みでチリパウダーを振りかける。
スパイスが効いたヨーグルトサラダで、ミントの爽やかさが暑くなるこれからの季節にぴったりです。スティック野菜やトルティーヤチップス、パンなどにディップして食べてもよく合います。りんごのシャキシャキした食感も楽しく、おいしく頂きました。
(by記者)
ニックさん、麻里依さん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!