多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第61回目はハンガリー。中央ヨーロッパの内陸に位置する国です。前回に引き続き、セルビア人とハンガリー人の両親を持つタマラさんが登場!ヨーグルトを使ったハンガリー料理を教わりました。
DIYや刺しゅうが好きです。
はい。ハンガリーも主食はパンで、メインディッシュは肉料理が多く、野菜はパプリカをよく使用します。ハンガリーの伝統料理といえば「グヤーシュ」が有名です。牛肉やじゃがいも、玉ねぎなどの野菜を、たっぷりのパプリカ(パプリカパウダー)で煮込んだスープです。ハンガリーは質の良いワイン産地が多くあり、ワイン大国でもあるんですよ。肉料理に良く合います。
ハンガリーは周辺国同様、酪農が盛んです。牛をはじめ、羊やヤギのミルクを使ったチーズなど、さまざまな乳製品を作っています。酸味のあるサワークリームは肉料理と相性がいいので、料理に添えて食べることが多いです。
ミルクが安く手に入るので、ヨーグルトやチーズを作る家庭は多いですね。スーパーに置いてあるヨーグルトは、甘味のあるフルーツ味のヨーグルトやギリシャヨーグルト、そして飲むタイプのヨーグルトはプレーンがほとんどです。固形のプレーンヨーグルトは料理に使い、飲むタイプのヨーグルトは、食事と一緒にいただくことが多いです。
ハンガリーのポピュラーな家庭料理で、ランチとして楽しむイメージです。今回はにんじんを使いましたが、ハンガリーではズッキーニを使うこともあります。ズッキーニが手に入りやすい季節(初夏〜夏)になったら、ぜひ試してみてください。
食パン
6枚切り2枚
豚ひき肉
350g
卵
1個
みじん切りにしたにんにく
大さじ1
角切りにした玉ねぎ
1/2個分
パン粉
大さじ2
野菜ブイヨン(塩でも可)
小さじ1
こしょう
適量
揚げ油
適量
角切りにした玉ねぎ
1個分
すりおろしたにんじん
大3本分
みじん切りにしたにんにく
大さじ2
塩・こしょう
適量
水
500ml
野菜ブイヨン
小さじ1
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
小麦粉
大さじ1
酢
小さじ1
乾燥させたディルウィード
(パセリでも可)
小さじ1
揚げミートボールを作る。トレーなどに水(分量外)を入れ、そこに食パンを置いて水に浸す。その後、水分を絞って取り出す。
大きめのボウルに、1とAを入れ、よく混ぜ合わせる。
ひとつかみ分を円盤型に整える。
フライパンに、3の半分の厚さが浸るくらいの油を入れ、中火で熱する。3を入れ、両面に焼き色がつくまで揚げる。
4をキッチンペーパーの上に置き、余分な油を取り除く。
野菜たっぷりシチューを作る。温めたソースパンに油を少量(分量外)入れ、角切りにした玉ねぎを中火で炒める。
玉ねぎの色が変わってきたら、すりおろしたにんじんを加え、弱火でさらに数分炒める。
7に、みじん切りにしたにんにく、塩、こしょうを加え、さらにBを加えて混ぜ、10分ほど弱火で煮る。
ボウルにヨーグルトと小麦粉を入れて混ぜ、8に加える。
9に酢を加え再びよく混ぜ、強火で一度沸騰させて3分ほど煮る。最後にディルウィードを加える。
10に5をのせて完成。アツアツのうちにどうぞ!
スープの中に入ったミートボールが大胆で、食欲をそそる一皿。スープはネーミングのとおり、野菜がたっぷり!やわらかく煮込んでいるので、野菜ぎらいのお子さんに作ってあげても喜ばれそうです。
(by記者)
タマラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!