多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第60回目はセルビア共和国。バルカン半島の中心部にある国で、ハンガリーやルーマニア、ブルガリアなどと接しています。今回は、北セルビアで生まれ育ったタマラさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
DIYや刺しゅうが好きです。
セルビア人とハンガリー人の両親のもと、北セルビアで生まれ育ちました。以前、米国のテキサス州に住んでいて、そのときに日本人の彼と出会いました。その後、一緒に日本で暮らすようになり、九州暮らしを経て、数年前から東京に住んでいます。
北セルビアはハンガリーに隣接しているので、両者とも食文化はよく似ています。メインディッシュは肉料理が多く、豚や牛、イノシシ、羊の肉、馬肉も食べます。燻製ハムやドライソーセージ、フォアグラなども有名。パプリカを使った料理もよく食卓にあがります。「アイヴァル」と呼ばれるパプリカのペーストは肉料理の付け合せに使ったり、パンに乗せて食べたりします。「サルマ」というロールキャベツのような家庭料理は、キャベツをまるごと塩漬けにして発酵させた「キセリクプス」を肉に巻き、煮込んだ料理です。セルビアは小麦文化で、主食は「プレブ」と呼ばれるパン。トウモロコシの粉を原料としたパン「プロヤ」もよく食べられています。
パン生地にヨーグルトを練り込んだ揚げパンです。ランチや午後のおやつなど、簡単にできる家庭的なスナックです。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
90g
卵
1個
薄力粉
200g
ベーキングパウダー
小さじ1/2
塩
小さじ1/2
サラダ油
小さじ1/2~1
揚げ油
適量
ボウルにヨーグルトと卵を入れよく混ぜ、薄力粉を少しずつ加えて混ぜる。
1にベーキングパウダーと塩を加え混ぜる。生地が固くなったら油を加え柔らかくする。
卵のサイズや湿気などの状況に応じ、薄力粉(分量外)を足して混ぜる。(100gまでOK)
生地がべたつかないよう薄力粉を薄くふった台に3を出す。
めん棒で平らに伸ばす。
5を4等分に切る。一つずつこねて広げ、油で揚げたときに膨れすぎないよう、生地の真ん中に切り込みを入れる。
フライパンに油を入れて強火で熱し、中火にして6を入れる。両面がきつね色になるまで揚げる。
揚がったらキッチンペーパーで余分な油をきり、器に盛る。お好みで塩をふり、熱々のうちにテーブルへ。
砂糖が入っているドーナツとは違い、ヨーグルトのやさしい甘さを感じる、素朴で懐かしい揚げパン。生地がずっしりとしているので、腹持ちも抜群。のむタイプのヨーグルトと一緒に食べてもよさそうです。
(by記者)
タマラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!