多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第59回目は前回に引き続き、インド共和国。今回も北インド出身のスワティさんが登場!
ヨーグルトを使ったベジタリアン料理を教わりました。
ケーキ作りが趣味で、ドレスやボールなどユニークな形のケーキを作り、子どもと楽しんでいます。日本の伝統工芸品である「手まり」にも惹かれ、教室に通っています。糸の魔法を解いていくのは大変面白いです!
はい、ホームメイドが大半です。インドでは、牛は神様のおつかいなので牛肉は食べませんが、牛乳はありがたく頂きます。毎日、農場から新鮮な牛乳を入手するのが一般的です。
家で牛乳を煮て、いろいろな乳製品を作ります。例えばギー。牛乳を煮て分離させると上にできるクリームを容器にためて、それでギーを作ります。ギー作りは完成までのプロセスが長く、正確さと忍耐が必要。たいてい一週間かかります。北インドのカレーは、ギーを使用するという特徴があります。
そのほか、牛乳はそのまま飲んだり、紅茶に入れたり、ヨーグルトを作ったりします。毎日新鮮なヨーグルトを準備することも、インドでは一般的です。素焼きポットに温かい牛乳とヨーグルトのかたまりを入れ、覆いをかぶせて数時間置いておくと、牛乳は作りたてのヨーグルトに変わります。ヨーグルトは料理に使ったり、飲んだりといろいろな用途があります。
インドの首都・デリーはかつてムガル帝国とイギリスに統治されていたため、文化やライフスタイル、食べ物など随所にその影響が見られます。歴史の上でも非常に特徴的で豊かな時代で、当時をしのぶ多くの素晴らしい建築物も現存しています。
「チャート」と呼ばれるスナック菓子や、「カバブ」という肉のロースト、「ビリヤニ」という混ぜご飯、「パラタ」という薄く伸ばしたパンなど、屋台では多くのローカルフードが売られています。伝統的な食事やハイティー(アフタヌーンティ)などを楽しみたい場合は、高級レストランやホテルに行くと良いでしょう。
インドのカバブは、主にムガル帝国料理の影響を受けています。「Dahi(ダヒ)」とは発酵乳、「Kabab(カバブ)」は肉という意味があります。「ダヒ・カバブ」は、特別な行事やお祭りのときに、北インドで食べられる人気のベジタリアンカバブで、肉ではなく発酵乳から作られたもの(チーズ)が主な材料です。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
パニール
(カッテージチーズで代用可)
40g
モッツァレラチーズ
20g
カシューナッツ(ロースト)
20g
パン粉
400g
塩
小さじ1/2
ロースト・
クミンパウダー
小さじ1/2
ガラムマサラ
小さじ1/4
揚げ油
適量
レーズン
20g
紫玉ねぎ
小玉1個
青唐辛子
1本
生姜
1かけ弱
パクチー
大さじ1
グリーンチャツネ
またはケチャップ
適量
※チャツネとは香辛野菜やハーブ、スパイスなどを混ぜて作るペースト状の調味料です。ネット等で購入できます。
ざるに布を敷き、ヨーグルト入れ、冷蔵庫で5〜6時間水切りする。
パニールとモッツァレラチーズは、すりおろす(または細かく刻む)。カシューナッツは、めん棒などで細かく砕く。Aの材料は、細かく刻む。
ボウルに1と2、パン粉大さじ1、塩、ロースト・クミンパウダー、ガラムマサラを入れよく混ぜる。(水っぽい場合は、スプーン1杯のパン粉を加える)。
バットに残りのパン粉を入れる。2本のスプーンを使って3を適量取り、パン粉をまぶし、好みの形にする。
4に再びパン粉をまぶし、揚げ油を熱した鍋に入れ、中火から強火で2分ほど揚げる。
揚がったらキッチンペーパーなどの上に置き、油を切る。
器に盛り、グリーンチャツネまたはケチャップを添えて完成!(下にサラダを敷くと、彩り鮮やか)熱いうちにどうぞ。
見た目は日本のカツレツのようですが、味は豆腐を揚げたようなやさしい味です。表面は軽い食感で、中はふんわりクリーミー。お弁当のおかずにしても喜ばれそうです。
(by記者)
スワティさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!