多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
第9回目は、アゼルバイジャン共和国の家庭料理から。東にカスピ海、西にアルメニア、北にロシア、南にイランに接しているアゼルバイジャン共和国。今回はアゼルバイジャンのナヒチェバン出身のスーラさんに、ヨーグルトを使ったナス料理を教えていただきました。
母国では医師として働く。料理が趣味で、現在はNiki’s Kitchen英語料理教室の料理講師。
アゼルバイジャンでは医師として働いていましたが、外交官の夫の転勤の都合で、2006年から4年半、日本に住んでいました。今回は2回目の来日で、2013年からです。アゼルバイジャンでも日本のアニメや映画が人気で、私も10代の頃から日本に興味がありました。日本は〝IT技術が発展している国〟というイメージもあるので、来日する前は、どんな国なんだろうとワクワクしていました。
カニ味噌やウニを食べたときは衝撃的でした。アゼルバイジャンにはないので。でもすぐに好きになりましたよ。あのトロッとした食感がたまりません。
甘いヨーグルトは日本のようにポピュラーではありません。プレーンヨーグルトが一般的で、ほとんどの家庭で大量に使います。自宅で作る家庭も多く、1回につき大きな鍋1つ分くらい作りますよ。3Lを2〜3日で消費します。
日本のように、朝に食べることはあまりないですね。昼と夜に料理で使います。様々な料理で使う、アゼルバイジャンの食卓には欠かせない食材です。
家庭でのディナーにも前菜として出てきますし、結婚式のようなパーティに出されることもあります。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
100g
米茄子(大きめの茄子)
2本
塩
少々
イタリアンパセリ
(またはパクチー)
1束
サラダ油
120~150ml
にんにく
小2~3ケ
塩
少々
クルミ
20g
米茄子はヘタを切り落として、1cm厚さの縦切りにし、表面に塩を振る。イタリアンパセリはみじん切りにする。
サラダ油をフライパンで熱し、1の茄子を入れ、2~3分揚げ焼きにする。焼き色がついたら、ペーパータオルを敷いた皿に移し、油をきる。
ヨーグルトにおろしにんにく、塩を加え、良く混ぜる。
クルミはミキサーなどで細かく砕き、パウダー状にする。
2の茄子の表面に3のヨーグルトソースを塗り、4のクルミパウダーをまぶす。端から巻き上げれば完成!
※あさつき、イタリアンパセリ、ディル、などで巻けばおしゃれに仕上がりますよ。
ナスは日本人も大好きな食材。油の染みこんだジューシーなナスに、塩とにんにくが効いたヨーグルトがマッチしていて、とても美味しいです。ナス料理がマンネリ化しているなと悩んでいたら、ぜひ作って欲しいレシピです。(by記者)
スーラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!