多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第96回目はフランス共和国。ヨーロッパの西側にあり、ベルギーやドイツ、スイス、イタリアなどと隣接しています。今月は首都・パリで育ったマニさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
たくさんの趣味があります。例えば絵画。個展の開催や展覧会に参加することもあります。また、昨年11月にはネパールへ。エベレストのベースキャンプ(標高5364m)とカラパタール(標高5640m)までのトレッキングの夢が叶いました!
私はラオスの首都・ビエンチャンで生まれ、フランスのパリで育ちました。加えて夫の海外赴任のため、この17年間、さまざまな国に住みました。年に2回ほど、家族でフランスに帰ります。フランスでの思い出の料理と言えば、8歳の夏、初めて地中海沿岸のマルセイユを訪れたときに食べた名物のブイヤベースが忘れられません。スープの中でとろけたチーズ、そしてカリカリのクルトンとルイユソース(香辛料とニンニク入りのソース)が添えられた、濃厚な魚介のスープです。
フランス料理にはバターが欠かせません。そのほかにもクリームソースなど乳製品をたくさん使います。牛乳や生クリームを使ったデザートも豊富です。
また、チーズフォンデュの素材として知られるグリュイエールチーズをすりおろしてグラタンを作ったり、プレーンヨーグルトをケーキに使ったりします。
フランスは1200種類以上のチーズがあると言われる、チーズ大国です。日本と比べてチーズの値段が手頃です。フランスでは毎食、チーズかヨーグルトを食べます。例えば夕食のメインディッシュの後、お皿に乗った色々な種類のチーズをパンと一緒に楽しんだり、プレーンヨーグルトやフルーツヨーグルト、チョコレート風味のヨーグルトなどを食べたりします。
より健康的で高品質なもの、またシンプルなレシピが流行っているようです。さまざまな国から影響を受けたフュージョン料理も人気が高まっています。
塩気のあるセイボリーケーキは、フランスではとてもポピュラーな料理です。アペリティフタイム(夕食前に飲み物やフィンガーフードを楽しむ和やかなひととき)に、よく出されます。準備はとても簡単。材料をすべて混ぜてオーブンで焼くだけでおいしく作れます。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
100g
小麦粉
250g
卵
3個
ベーキングパウダー
10g
植物油
100ml
シュレッドチーズ
100g
ズッキーニ
1本
ベーコン
50g
塩
適量
こしょう
適量
パルメザンチーズ
適量
※ブロックタイプ
オーブンを180度に予熱する。ズッキーニとベーコンを小さく角切りにする。
フライパンを強火にかけて植物油大さじ1を入れ、1のズッキーニを5分ほど炒める。
ボウルにヨーグルト、小麦粉、卵、ベーキングパウダー、残りの植物油、シュレッドチーズを入れて混ぜる。
3に、炒めたズッキーニ、ベーコンを加え、塩、こしょうで味を調える。
型に油(分量外)を塗って4を流し入れ、削ったパルメザンチーズを上に乗せる。オーブンで40分ほど焼いて出来上がり!
焼き立ては生地がふんわりとして、ほんのりとチーズの香りが漂い、食欲をそそります。ヨーグルト入りのため冷めてもしっとり感が増し、おいしくいただくことができました。朝食やランチはもちろんのこと、夜はワインのお供にどうぞ。
(by記者)
マニさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!