多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第100回目は、先月に引き続きインド共和国です。インド南部の都市プドゥチェリー出身のプニサさんに、ヨーグルトを使用した海沿いの街ならではの料理を教わりました。
旅行と写真撮影が好きです。最近、北海道の釧路へ旅行し、早朝にタンチョウの美しい写真を撮ることに成功しました。とても素晴らしい経験でした!
プドゥチェリーには多くの発酵食品が存在しますが、その中でも特に有名なのが発酵させたコショウです。収穫したコショウに天然塩を加え、天日干しをしたものです。味はフルーティで、ほどよい辛さと塩気があります。肉料理やスープ、サラダなどに使われます。
プドゥチェリーには協同組合乳製品メーカーがあります。牛乳やヨーグルトはもちろんのこと、特に牛のミルクで作られた「ギー」(無塩バターを煮詰めて脂肪分だけ取り出したオイル)と「ミルクペダ」(練乳やギーで作られたお菓子)が有名です。
毎日の食卓にヨーグルトは欠かせません。例えば、ヨーグルトライスとバターミルク(ヨーグルトと水を混ぜてかくはんし、脂肪分を除いたもの)は、日常の食事の一部です。特に夏の午後は、何度もバターミルクを飲みます。さらに、野菜とヨーグルトを入れたカレーもよく食べています。
「魚のヨーグルトマリネ」は、海が近いプドゥチェリーでは、非常にポピュラーな料理です。「ガーリックヨーグルトディップ」は地元のフュージョン料理によく出てくるため、今回アレンジして添えました。魚料理のほか、肉や野菜にもよく合います。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
100g
ジンジャーガーリック
ペースト
小さじ1
※すりおろしたしょうがとにんにく
コリアンダーパウダー
小さじ1/2
チリパウダー
大さじ1/2
ターメリックパウダー
小さじ1/4
ひよこ豆粉
小さじ1
※米粉、コーン粉、天ぷら粉でも代用可
岩塩
適量
レモン
適量
※またはライムの絞り汁
ブリかメカジキの切り身
500g
※白身魚全般やサーモン、マグロでも代用可
油
適量
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
にんにくのみじん切り
4片分
黒こしょう
大さじ1/4
岩塩
適量
刻んだコリアンダー
お好みで
ガーリックヨーグルトディップを作る。ヨーグルトは30分ほど漉して水切りをする。ボウルにヨーグルト、にんにく、黒こしょう、岩塩、コリアンダーを入れてよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。
魚のヨーグルトマリネを作る。ボウルにヨーグルト、ジンジャーガーリックペースト、コリアンダーパウダー、チリパウダー、ターメリックパウダー、ひよこ豆粉、岩塩、レモン(またはライム)を入れてよく混ぜる。
魚を一口サイズに切り、2に入れてマリネする。ラップをして10分ほど冷蔵庫で冷やす。
フライパンに油をひき、3を入れて中火で10分ほど焼く(オーブンで焼いてもOK)。
4の中まで火が通ったら皿に盛り、ガーリックヨーグルトディップを添えてできあがり!
「魚のヨーグルトマリネ」は、スパイシーな香りと味わいが、蒸し暑い日本の夏にもぴったり。ご飯にもパンにもマッチし、お酒のつまみとしても合いそうです。「ガーリックヨーグルトディップ」はとてもクリーミー。少ない材料で短時間で作れますので、ぜひ一緒にお楽しみください。
(by記者)
プニサさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!