多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第105回目は、カリブ諸島の料理をご紹介します。カリブ海にはたくさんの島々が点在しており、その多くがフランスやイギリス、アメリカなどの欧米の領土となっています。今回はフランス領「グアドループ」で暮らした経験のあるフランス人のジャックさんに、カリブ海のスイーツを教わりました。
グアドループではサーフィンをしていました。日本では伊豆や奥多摩などによく釣りに行っています。
グアドループは、西側のバステール島と東側のグランドテール島の2つの島を中心に成り立っていて、周辺の小さな島々も含めてグアドループと呼んでいます。熱帯気候で少し湿度がありますが、年間を通して20~30度くらいで快適な気温です。沿岸部では風が強く、時々大きな台風が来ることもあります。
グアドループには、私の叔父が営むフランスのトラットリア風惣菜店があり、私はそこで働いていました。その店はローストチキンやグアドループの特産料理などを提供するテイクアウト専門店です。私は料理や販売、仕入れを担当していました。
グアドループの料理は、アフリカ料理、インド料理、フランス料理などが混ざり合っています。島ですから魚介類はもちろんのこと、南国ならではの果物を使った料理も多いですよ。例えば、バナナはさまざまな品種が栽培され、料理にもよく使用されます。そのほか、マンゴー、パイナップル、グアバ、ココナッツ、ジャックフルーツ、スターフルーツなど、多くの果物の特産品があります。
グアドループの家庭で作られているお菓子で、ヨーグルトを使った生地に数種類のスパイスを加えて焼き上げます。朝食やおやつの時間(午後4時)などに気軽に楽しむケーキです。今回はグアバジャムをアクセントにしましたが、マンゴーやパッションフルーツなど他の南国フルーツでも良いでしょう。フルーツジュースとゼラチンを使えば簡単に作れますよ。
※写真は三角形のケーキスライス型を使用
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
1カップ
卵
3個
ブラウンシュガー
1.5カップ
塩
ひとつまみ
小麦粉
3カップ
ベーキングパウダー
小さじ1
サラダ油
1/2カップ
バニラビーンズ
1本
バニラシュガー
11g
シナモンパウダー
小さじ1/4
アーモンドエッセンス
小さじ1/2
ナツメグパウダー
ひとつまみ
ライムの皮のすりおろし
小さじ1
ラム酒
小さじ2
グアバジャム
1カップ
※グアバジュース250mlに、板ゼラチン1枚を溶かして固める
溶かしバター
適量
小麦粉
適量
オーブンを180℃に予熱しておく。ボウルに卵、ヨーグルト、ブラウンシュガー、塩を入れ、なめらかになるまで混ぜる。
1に小麦粉、ベーキングパウダーを少しずつ加え、その都度よく混ぜ、Aの材料を加え、しっかりと混ぜ合わせる。
※グアバジャムは最後の飾り用に適量取っておく。
型に溶かしバターを塗り、その上から小麦粉をふったら、2を流し入れる。180℃のオーブンで30分ほど焼く。竹串を刺して、竹串に生地が付かなければ焼き上がり。
3の粗熱がとれたら器に乗せ、2で取っておいたグアバジャムを添えて完成!
※焼き上がったケーキを横半分の厚さに切り、グアバジャムを挟む食べ方もおすすめ。
ヨーグルト入りのしっとりふわふわの優しい味の生地に、グアバジャムがアクセントになったフルーティなケーキです。何かと忙しい12月ですが、手作りケーキも楽しみたいという人にぴったり。複雑な工程がなく、簡単においしく焼き上がります。ぜひお試しください!
(by記者)
ジャックさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!