多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
第33回目は、中国・上海。中国大陸の東部に位置しています。日本と気候が似ていて四季がはっきりしている地域です。今回は上海出身のジョアンさんに、ヨーグルトを使った料理を教えていただきました。
旅行や食べ歩き。骨董品など価値のある古いモノも好きです。
80年代に留学で初来日。その後、ニューヨークで主人と出会いました。そして、ニューヨークで5年半、香港で5年半、カフェ事業に携わり、主人の仕事の関係で、2年半前に日本に戻ってきました。
気候は、四季がはっきりしていて東京に似ています。
上海料理の基本は、揚子江(ようすこう)周辺流域の料理から影響を受けています。特に浙江省(せっこうしょう)、江蘇省(こうそしょう)からの影響が強いです。植民地時代はヨーロッパから影響を受けています。
私が上海に住んでいた幼い頃は、川海老や川魚などをよく食べていました。日本でもよく知られる上海蟹も食卓にあがりました。現在は肉料理よりも川の魚介類の方が高価です。上海料理の味付けは、四川料理のような激辛はなく、あっさりした爽やかな味付けや、醤油ベースの甘辛の味付けが基本と言われています。料理の仕上げは上品で繊細。日本人の口にもよく合う料理だと思います。
濃厚な生クリーム「惯奶油」(Guàn nǎiyóu)、濃厚なヨーグルト「酸奶」(Suānnǎi)などは私も青春時代によく食べた、大好きなグルメです。ヨーロッパからの影響による、バターたっぷりのお菓子も数多くあります。
濃厚なヨーグルト(日本のギリシャヨーグルトに近い)や、飲むタイプのヨーグルトが多く、スーパーマーケットやコンビニ、カフェなどに並んでいます。フレーバーは、フルーツ入りのヨーグルトが人気です。
コンデンスミルクが入ったヨーグルトアイスです。日本ではコンデンスミルクを使う料理は珍しいかもしれませんが、ほかのアジアの国ではコンデンスミルクはとてもポピュラーです。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
コンデンスミルク
100g
ママレード
大さじ3
ブルーベリージャム
大さじ3
ミックスベリージャム
大さじ2
キッチンペーパーや清潔な布巾を敷いた皿にヨーグルトを流し入れ、30分程置く。
ボウルに1、コンデンスミルク、ママレード、ブルベリージャム、ミックスベリージャムを入れ、混ぜる。
2を型に流す。
3を一晩冷凍庫に入れる。
コンデンスミルクのやさしい味とヨーグルトの酸味が上品にマッチ。フルーツはどの家庭にもあるジャムが使えて、作り方も簡単。いろいろな型を使って冷凍庫で固めれば、パーティーでも喜ばれそうです。
(by記者)
ジョアンさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!