多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理と母国の食文化、乳製品についてお聞きします!
第35回目はモルドバ共和国。東ヨーロッパに位置し、ルーマニアやウクライナに囲まれています。今回は、東京・亀有でモルドバ料理店を営む倉田ディアナさんに、モルドバの家庭料理を教わりました。
お料理を作ることが好きです。
社交ダンスの国際大会に出場するため、17年前に日本に訪れました。2回目は旅行で来日。共通の知り合いの紹介で今の夫と会うことになり、結婚をきっかけに、日本に住むことになりました。2013年から亀有で、夫とモルドバ料理店を営んでいます。
夏は気温が40〜50℃になることもしばしば。でも日本のように湿気はありません。冬はマイナス20℃になることもあり、とても寒いです。モルドバはワイン発祥の国で、5000年前からワインが作られていたと言われています。また、ワインの貯蔵庫は、世界1位でギネスブックにも載っています。農業国で、ジャガイモやニンジン、玉ネギなど野菜が多く作られています。主食はジャガイモです。
乳製品は豊富で、特にヨーグルトの消費量が多いです。ヨーグルトで作られたサワークリームをスープやパン、肉料理などに使います。今でもヨーグルト、サワークリームは家庭で作られています。
日本のように朝食やデザートとしても食べます。フルーツ味のヨーグルトは、スーパーに沢山並んでいます。でも大量に使うのはプレーンヨーグルト。プレーンヨーグルトでサワークリームを作り、パンやケーキに付けて食べます。料理にも使います。
モルドバの家庭でよく作られているソースで、パンに付けて食べます。日本でいう「シチュー」に似ていると思います。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
じゃがいも
小サイズ2個
椎茸
4個
マッシュルーム
2個
塩
適量
こしょう
適量
玉ねぎ
1/2個
鶏もも肉
400g
サラダ油
大さじ1
お湯
30cc
小麦粉
15g
じゃがいもは皮を剥き、水に約10分さらしてから乱切りにする。
椎茸、マッシュルームは4等分に切り、玉ねぎはスライスする。
鶏もも肉は、細切りにする。
フライパンにサラダ油を入れ熱し、3の鶏もも肉を炒め、火が通ったら2の玉ねぎを入れる。
4に1のじゃがいもを入れて炒め、じゃがいもに火が通ったら椎茸、マッシュルームを入れ、塩、こしょうで味を調える。
5にヨーグルトを入れよく混ぜ、約10分弱火でふたをして食材を柔らかくする。
お湯に小麦粉を溶き、6に入れ、とろみがついたら完成。
お好みで、ディルを乗せる。
シンプルな材料で、あっと言う間に出来てしまうシチューのようなソース。ヨーグルトの酸味はあまり気にならず、コクを感じます。ご飯にもパンにも合うので、一度覚えると重宝しそう。寒い季節にぴったりのソースです。
(by記者)
ディアナさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!