多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第45回目はルーマニア。東ヨーロッパの国です。今回はルーマニア南部に位置する、首都・ブカレスト出身のガブリエラさんに、ヨーグルトを使ったお菓子を教わりました。
趣味はダンス。柴犬を飼っています。
2015年に夫の転勤の都合で家族で来日しました。幸運なことに私も離職することなく、同じ会社で働いています。また他のビジネスコンサルタントの仕事やボランティア活動などもしています。
ルーマニア料理は、トルコやギリシャ、ブルガリア、そしてオーストリア=ハンガリー帝国からも影響を受けています。豚肉や鶏肉をよく食べ、牛肉や羊肉、魚が続きます。ルーマニアには多くの種類の「チョルバ」と呼ばれるスープが存在し、味付けは主にトマトソースがベースです。サワークリームやヨーグルトを使った白いスープもあります。
牛乳やヤギの乳、羊の乳から作ったチーズをよく食べます。動物の胃袋や松の殻で熟成した高脂肪のフェタチーズも人気がありますよ。「ケフィア」やそれに似た「サナ」と呼ばれる発酵乳は、自分の家で菌を増やして作ります。
ヨーグルトを自宅で作る人は少数派で、ほとんどの人がスーパーで購入しています。スーパーには、地元の酪農家が生産しているプレーンヨーグルトが多く並んでいます。プレーンヨーグルトは料理をはじめ、朝食やデザートとして食べています。日本のようにフレーバーが付いたヨーグルトも売っていますが、プレーンヨーグルトにフレッシュな果物やハチミツ、シナモン、ナッツなどをトッピングすると、簡単においしいデザートができあがります。
カッテージチーズ、卵、小麦粉などで作るルーマニアの伝統的なお菓子です。最後にサワークリームとジャムを乗せ、トッピングをして華やかに。今回は、カッテージチーズとサワークリームを水切りヨーグルトで代用し、ヘルシーにしました。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
卵
1個
砂糖
100g
ラムエッセンス
小さじ1/2
バニラエッセンス
小さじ1
小麦粉
300g
重曹
小さじ1
小麦粉(分量外)
適量
サラダ油
500g
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
適量
ブルーベリージャム
適量
粉砂糖
適量
<下準備>
ザルにキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを流し入れ、常温で30分ほど置き、水切りヨーグルトを作る。
1の水切りヨーグルトを200gの分量に調整する。
<生地を作る>
ボウルに2、卵、砂糖を入れ泡だて器でよく混ぜる。
3にラムエッセンス、バニラエッセンスを加え、混ぜる。
4に小麦粉、重曹をふるいながら3回に分けて入れ、ヘラでよく混ぜる。
(3回に分けて入れることでダマがなくなり、なめらかな生地に仕上がります。)
オーブン型にクッキングペーパーを敷き、小麦粉(分量外)を広げる。
6の上で、5の生地を直径12cmほどに丸めて、ドーナツ型にくり抜く。
(生地は、耳たぶぐらいの固さにします。)
フライパンにサラダ油を入れて、7を200℃の温度(中火~強火)で、片面3分ずつ揚げる。
<仕上げ>
8が揚げあがったら、上からヨーグルト、ブルーベリージャム、粉砂糖をかけて完成。
どこか懐かしさを感じる揚げドーナツ。甘みのある生地にヨーグルトとフルーツジャムの酸味が調和します。食べ応えがあるので、休日のブランチとしても楽しめそう。ぜひ揚げたてをどうぞ。
(by記者)
ガブリエラさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!