多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第46回目はスリランカ。インドの南部、インド洋に浮かぶ島国で、面積は北海道の0.8倍くらい。今月はスリランカ中部にある古都・キャンディ出身の岡村スバシニさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
家族と一緒に旅行を楽しんでいます。
日本人の夫とスリランカでお見合い結婚をし、来日。夫婦でスリランカ料理のお弁当屋を営んでいます。
スリランカでは基本的に1日3食、カレーを食べます。たくさんのスパイスとココナッツミルク、生とローストした2種類のカレーパウダーを入れて作ります。具材は、鶏肉・魚・イカ・エビ・レンズ豆・野菜を使ったものが多いです。特に沿岸部では魚もよく食べますが、生で食べることはありません。カレーはご飯と一緒に食べます。スリランカの米は日本のように粘り気はなく、パラパラとしています。
スリランカでは水牛の乳から作る「カード」と呼ばれる伝統的な乳製品があります。濃厚なヨーグルトで、素焼きの陶器で売られています。キトゥル・パニと呼ばれる花の蜜をかけて食べます。
カレーに混ぜて調理したり、フルーツやサラダにかけて食べることが多いです。主に食事のシーンに登場し、おやつに食べるという感覚はないかもしれません。
魚を揚げてスパイスを入れたカレーです。チリパウダーをたくさん入れるので辛いですが、辛さが苦手な方は、量を調整してお召しあがりください。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
400g
イナダ(白身魚)
500g
塩
適量
こしょう
適量
小麦粉
50g
紫玉ねぎ
1/2個
にんにく
6片
しょうが
20g
フェネグリーク
小さじ1/2
※フェネグリークは、ハーブ、香辛料の一種です。オンラインショップなどで購入できますが、入れなくても美味しく召し上がれます。
クミン
小さじ1
チリパウダー
大さじ2
ターメリック
小さじ2
粒マスタード
小さじ1/2
カルダモン
6粒
黒こしょう
小さじ1
サラダ油
大さじ2
ローリエ
1枚
シナモン
1/2本
塩
小さじ1
イナダに塩、こしょうを振りかけ、10分~15分ほど置く。
1に小麦粉をまぶす。
紫玉ねぎ、にんにくは細かく刻み、しょうがはみじん切りにする。
ボウルにヨーグルト、フェネグリーク、クミン、チリパウダー、ターメリック、粒マスタード、カルダモン、黒こしょうを入れ、よく混ぜる。
フライパンにサラダ油をひき、2を弱火で表面にこげ目が少しつくまでじっくりと焼き、別皿に置いておく。
5で使用したフライパンで、3、ローリエ、シナモンを入れ、炒める。
6に4を加え、塩を入れ炒める。
7が沸騰したら5を加え、15分ほど煮込み完成。
スパイスがたっぷり入っているため、魚の生臭さがなくご飯が進みます。スパイシーなカレー好きな方はもちろん、最近、魚不足を感じている方もぜひお試しください。
(by記者)
スバシニさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!