多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第47回目はフランス。ヨーロッパ西部に位置し、ベルギー・ドイツ・スイス・イタリア・スペインと国境を接する美食の国です。今月は、ラオスで生まれ、その後フランスで育ったマニさんに、パリの家庭菓子を教わりました。
絵画が趣味です。体を動かすことも好きで、トライアスロンにも挑戦しています。
私はラオス生まれ・フランス育ちです。フランス人の夫と結婚し、夫の赴任でソウルやジュネーブなどに住み、4年前に日本へ赴任になりました。現在は家族で横浜に住んでいます。
パリに長く住んでいたので、パリについてお話します。パリは20区あり、それぞれの区に人種や文化、食の特色があります。パリはいわゆる“人種のるつぼ”なので、さまざまな国の人々が住み、各国の食材が手に入ります。また、当然ながらフランス中、ヨーロッパ中の食文化も集まる都市であり、パリのレストランではフランスの家庭的な伝統料理はもちろん、最新の“フュージョンフード”と呼ばれる洗練された創作料理を楽しむこともできます。
フランスは酪農大国なので、ヨーグルトやチーズ、生クリーム……と、毎日、多くの乳製品を食べます。もはや乳製品は、フランスの食文化のひとつと言っていいでしょう。
日本と同じように、朝食にジャムやシリアルと混ぜたり、甘さをおさえたケーキを作るための材料にすることもあります。ハムや生野菜のディップとしてもよく使いますね。私はプレーンヨーグルトにフロマージュブランを混ぜて食べるのが好きです。コクが出ておいしいですよ。また、スーパーでは数多くのヨーグルトが並んでいています。日本ではあまり見かけない、チョコレートクリームやバニラクリームなどのフレーバーも人気です。
パリの家庭で作られているファミリーケーキです。リンゴのほかに、桃・洋梨・マンゴー・パイナップルなどのフルーツも代用可能です。ポイントはアーモンドクリーム。風味が出てケーキがソフトに仕上がります。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
薄力粉
280g
バニラエッセンス
小さじ1
ベーキングパウダー
11g
砂糖
100g
サラダ油
80g
卵
2個
りんご
2個
アーモンドスライス
適量
サラダ油(分量外)
適量
砂糖
100g
卵
2個
アーモンドパウダー
100g
明治おいしい生クリーム
40g
薄力粉
20g
ラム酒
大さじ1
バター(常温)
100g
※アーモンドクリームを加えることで、濃厚なしっとりとしたケーキに仕上がります。
<下準備>
型に、サラダ油(分量外)を塗っておく。オーブンは200℃に予熱しておく。
<アーモンドクリームを作る>
ボウルに砂糖(100g)、卵を入れ、泡立て器で混ぜる。
2にアーモンドパウダー、明治おいしい生クリームを入れ、さらに混ぜる。
3に薄力粉(20g)、ラム酒を入れ混ぜる。
4に常温に戻したバターを加え、よく混ぜる。
<ケーキの生地を作る>
5のアーモンドクリームに、薄力粉(280g) 、バニラエッセンス、ベーキングパウダー、砂糖(100g)、サラダ油、ヨーグルト、卵を順番に加え、よく混ぜる。
りんごは皮をむく。1個は薄くスライスし(飾り用)、もう1個は細かく切る(生地用)。
6を型に流し入れ、7のりんご(生地用)を入れ軽く混ぜる。
<仕上げ>
8に、7のりんご (飾り用)、アーモンドスライスを乗せる。
9を、180℃に温めたオーブンで30分~40分焼く。
アーモンドスライスやアーモンドクリームの香ばしさが、口いっぱいに広がります。ヨーグルトが入っているので、生地がしっとりとしてフルーツの味が引き立っています。焼き立てはもちろんですが、翌日はさらにしっとりと味が濃くなり、とてもおいしい。何度も作りたくなること間違いなしですよ!
(by記者)
マニさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!