多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第66回目はアメリカ合衆国。北アメリカ大陸の中央に位置し、国土面積は日本の約25倍という広大な国です。今回は、第40回目でパンナコッタを教えていただいた、カリフォルニア州・サンフランシスコ出身のロバートさんが再登場します。
趣味はランニング。休日は、近所の公園にあるランニングコースを走っています。
カリフォルニアは、生産地から食卓へ、という「ファーム・トゥ・テーブル」の考えが生まれた地です。ファーマーズマーケット(農産物直売所)が多く、旬の農作物がフレッシュな状態で手に入ります。野菜や果物はもちろんのこと、カリフォルニアが誇るチーズやワイン、シーフードなど地産地消の食材が多く並んでいます。食通の街であると同時に、健康志向の高い地域でもあります。
カリフォルニア産チーズはたくさんの種類があります。牛のミルクから作られたチーズはもちろんのこと、山羊のチーズも人気です。カリフォルニアはワインの生産も盛んなので、チーズはワインのおつまみとして、ともに発展してきました。カリフォルニアは、アイスクリームの生産もアメリカでトップの座を誇ります。
カリフォルニアではイチジクはとてもポピュラーな果物です。庭に植えている家庭も多いですよ。今回は家庭で簡単に作れる、イチジクのデザートを考えてみました。爽やかなカルダモンのスパイスもポイントです。
イチジク
中6個
有塩バター
約10g×6個
はちみつ
小さじ3
バルサミコ酢
小さじ1
水
大さじ2
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
1と1/2
カップ
生クリーム
1/2カップ
バニラエッセンス
小さじ1
粉砂糖
大さじ3
カルダモン
小さじ1/4
※ホールでもパウダーでも可。ホールの場合は砕いておく
キッチンペーパーや布巾を敷いたザルにヨーグルトを入れ、1時間ほど置き、水切りヨーグルトにする。オーブンを200℃に予熱する。
イチジクのヘタを取り、包丁で縦に切れ目を入れ、10gほどにスライスした有塩バターを挟む。耐熱皿に並べ、はちみつとバルサミコ酢を上からかける。
2に水を加え、200℃のオーブンで25~30分焼く。焼いたイチジクは柔らかいため、形が崩れる前にオーブンから出し、冷蔵庫で冷ます。
カルダモンヨーグルトクリームを作る。ボウルに1の水切りヨーグルト、生クリーム、バニラエッセンス、粉砂糖、カルダモンを入れ、泡立て器で混ぜる。
4を平皿によそい、その上に冷蔵庫から取り出したイチジクを乗せる。耐熱皿に残ったソースをカルダモンヨーグルトクリームの上にぐるっとかけて出来上がり!
バターを挟んだ、焼きイチジクの凝縮した甘さと、カルダモン入りの爽やかなヨーグルトクリームのハーモニー。とても上品です。ちょっとした工夫とスパイスの使い方などによって、簡単なのにレストランで食べるようなデザートの味。ぜひお試しください。
(by記者)
ロバートさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!