多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第68回目はポーランド共和国。今回は首都、ワルシャワ出身のドミニカさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
語れないぐらい多くの趣味があります。例えば芸術関係。休日は美術館めぐりや、映画や演劇などにもよくでかけます。活動的な生活が好きで、愛犬のMiaと一緒に、長い距離を散歩することも。かけがえのない時間です。
私は2010年に、在日ポーランド大使館の領事として来日しました。就任期間中は母国の料理教室を開催したり、著名な方々に料理を振る舞うなどして、ポーランドのPRに努めました。7年以上の任期を終えたとき、日本に残って自分のキャリアを変えようと決意。一旦、ポーランドに帰国し、その際にフランスとイタリアにてプロの料理人になるための下積みをしました。そして再び日本に戻り、健康志向の料理プロジェクトに賛同して、神奈川県でレストラン経営を経験。数年後に東京に戻り、シェフとしてのキャリアを続けています。
ポーランドの料理は非常にバラエティに富んでいて、地域性や季節性があります。ポーランド人は家庭料理をとても大切にしており、家庭ごとに特別なレシピを持っています。
有名な料理と言えば、「ピエロギ」。見た目は餃子に似ていて、種類が豊富。中身は肉やチーズ、ジャガイモ、マッシュルーム、そしてストロベリーなどフルーツを包んだピエロギも人気です。また、ポーランド人はパンが大好き。パン屋さんに行くとたくさんの種類のパンが並んでいて、どれを選んでいいか分からなくなるほどです。(笑)
クリスマスやイースター(キリストの復活祭)という特別な祝日をはじめ、ホームパーティーや誕生日など、家族や友人が集まる日に出される料理です。このレシピにはさまざまなバリエーションがあり、家庭ごとにそれぞれの秘伝レシピを持っています。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
150g
酢漬けした
(または油と塩で漬けた)
にしん
250g
りんご(中)
1個
玉ねぎ(小)
1個
刻んだディル
ティースプーン2杯
塩
少々
こしょう
少々
にしんを流水で洗い、キッチンペーパーで水分を取る。(酢や塩の味が強すぎる場合は、冷水を入れたボウルに1時間ほどつける)。
にしんを食べやすい大きさに切る。
りんごは皮をむき、小さな角切りにする。玉ねぎも同様に小さな角切りにする。
ボウルにヨーグルト、塩、こしょうを入れ、よく混ぜる。3と刻んだディルを加えてざっくりと混ぜる。
2のにしんと4を和える。(冷蔵庫に一晩おくと味がさらになじむ。)
飾り付けに、りんごや玉ねぎ、ディルなど(すべて分量外)を乗せて完成!
にしんにヨーグルトを和えると聞いて最初は驚きましたが、食べてみるとこれまたびっくり! 魚の主張をヨーグルトがやさしく包み込み、まろやかで上品な味に。パンはもちろんのこと、ご飯にも合います。材料もシンプルで簡単! ぜひお試しください。
(by記者)
ドミニカさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!