ヨーグルトでめぐる世界の食卓

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多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!

バブカ(ヨーグルトケーキ)

第69回目は、前回に引き続きポーランド共和国です。首都・ワルシャワ出身のドミニカさんに、ヨーグルトを使った焼き菓子を教わりました。

今回の案内人

ポーランド
ドミニカさん [Ms. Dominika]
Niki’s Kitchen英語料理教室のポーランド料理教室講師

語れないぐらい多くの趣味があります。例えば芸術関係。休日は美術館めぐりや、映画や演劇などにもよくでかけます。活動的な生活が好きで、愛犬のMiaと一緒に、長い距離を散歩することも。かけがえのない時間です。

ポーランドで人気のある乳製品を教えてください。

ポーランド人は乳製品が大好きです。特に、日本でも知られている「ケフィア」、そして「マシュランカ」などの発酵乳製品が好まれています。
「マシュランカ」とは、発酵したバターミルクのことで、少し酸味のある濃厚な味わいの飲み物です。健康的な食生活に欠かせないものとして、ポーランド人は積極的に取り入れています。
また、「トヴァローグ」という白チーズもよく食べています。日本ではあまり見かけませんが、これはカッテージチーズに近いもので、パンと一緒に食べたり、料理やケーキに使ったりします。

現在でもポーランドの家庭で作られている乳製品はありますか?

はい、あります。トヴァローグや、サワーミルクなどは家庭で作ることがあります。日本のスーパーではなかなか手に入らないので、私もトヴァローグを自分で作っていますよ。牛乳とヨーグルトを鍋で加熱し、その上澄みがトヴァローグです。

ポーランドではどのようなヨーグルトが売っていますか?

スーパーマーケットでは、プレーンをはじめ、ストロベリー味やブルーベリー味が定番人気です。最近では、干しプラム味のヨーグルトが流行っているようです。冬の時期は、シナモンやリンゴ入りのヨーグルトも出回ります。

今回教えていただく「バブカ」について教えてください。

ポーランド生まれの「バブカ」と呼ばれるケーキをご紹介します。これはヨーグルトを入れた軽いケーキで、休日のティータイムに楽しむ焼き菓子です。(キリストの復活祭であるイースターのお祝いのときに出されるバブカは、また違ったタイプのケーキになります)。

「バブカ(ヨーグルトケーキ)」の作り方

【材料】直径24cmの丸いケーキ型1台分 6人分

  • 明治ブルガリアヨーグルト
    LB81プレーン

    230g

  • 砂糖

    200g

  • オリーブオイル

    150ml

  • 小麦粉

    450g

  • 4個

  • ベーキングパウダー

    スプーン2杯

  • ※ティースプーン

  • バニラシュガー

    8g

  • ※またはバニラエッセンス(ティースプーン半分)

  • step.1

    すべての材料を室温に戻しておく。小麦粉、ベーキングパウダーをボウルにふるい入れ、混ぜておく。

  • step.2

    別のボウルに卵、砂糖、バニラシュガーを入れ、ふわふわになるまで泡立てる。オリーブオイルを少しずつ加え、さらに混ぜる。

  • step.3

    1とヨーグルトを交互に3回ほどに分けて2に入れ、ヘラで混ぜる。

  • step.4

    3を型に流し入れ、160℃のオーブンで50~60分焼き、取り出して冷ます。

  • step.5

    お好みでアイシングをする(分量外)。小さなボウルに粉砂糖3/4カップ、レモン汁大さじ2杯を入れ、ざっくり混ぜる。こし器などに入れてスプーンの裏側でこすり、4の上にかける。いちじくなどをデコレーションしても◎

バブカ(ヨーグルトケーキ)の感想

バブカ(ヨーグルトケーキ)

外はカリッと、中はふんわりとした口当たり軽いケーキです。幼い頃に母が作ってくれたケーキを思い出し、懐かしい気持ちに浸りました。ヨーグルトとレモンのやさしい酸味で、浅煎りコーヒーや紅茶とよく合います。
(by記者)

ドミニカさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!

#69

ポーランド Republic of Poland
首都:ワルシャワ / 通貨:ズロチ / 言語:ポーランド語