多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第71回目は前回に引き続き、イギリスです。今回、リンカンシャー州出身のスチュワートさんが教えてくれるのは、ヨーグルトを使用した発酵しない簡単ブレッドです。
主な趣味はガーデニングです。広い庭が欲しかったので、都内から埼玉県の飯能市の里山に引っ越しをしました。庭では花を植え、菜園もあります。週末はパートナーとゲストハウスを営んでいます。
日本と同じように、イギリスでも朝食時にトーストと一緒にヨーグルトを食べる人が多いですね。ほかには、料理にかけるソースやサラダのディップとして使ったり、お菓子作りに使ったりします。イギリスの伝統的なお菓子作りの材料には、バターミルク(クリームからバターを作る際にできる副産物)がよく登場していましたが、現在は家畜の飼料として使用するようになったためあまり見かけません。今はバターミルクの代わりに、無糖ヨーグルトを使うことが多いでしょう。
乳製品を家で作るというのは、あまり聞いたことがありません。私の小さい頃を思い返してみましたが、その頃から両親はスーパーマーケットで購入していました。日本と同じように、イギリスもそのような家庭が多いのではないでしょうか。
「ソーダブレッド」は、イーストを使わずにベーキングソーダを使うイギリスの伝統的なクイックブレッドです。発酵する手間がなく手軽に作れるレシピなので、朝食に出されることが多いです。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
220g
卵
1個
薄力粉
300g
ベーキングソーダ
大さじ1/2
砂糖
大さじ1
塩
小さじ1
ボウルにAの材料をふるい入れる。
別のボウルにヨーグルトと卵を入れ、混ぜ合わせる。
1に2を加え、ヘラなどで混ぜる。
パンマットや台に打ち粉をふる。3の生地を2つに分けて丸め、包丁の背などを使って十字に切り込みを入れる。
4を180℃のオーブンで、30分焼く。食べやすい大きさにスライスして出来上がり!
外側は日本のメロンパンのような見た目でカリカリとしていて、中はふわっとした食感です。撮影当日、スチュワートさんがソーダブレッドにサラダとベイクドビーンズ(豆のトマト煮込み)を添えてくださいました。甘さのないパンなので添え物を選ばず、食パンのように汎用性が高いと思いました。朝食はもちろん、休日のブランチとしても重宝しそうです。
(by記者)
スチュワートさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!