多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第73回目は前回に引き続きトルコ共和国。今回、トルコ南部・ハタイ県出身のギュルさんに教わったのは、ヨーグルトを使った前菜です。
世界中の文化にとても興味があり、旅行先では現地の人にいろいろな質問をして文化の違いを楽しみます。トルコに住んでいたころはヨーロッパもアジアも近く、海外旅行が楽しみでした。最近はおうち時間も充実。自宅の小さな庭でいろいろなハーブを育てています。
トルコの乳製品は種類が多く、牛やヤギ、羊のミルクなどそれぞれ個性があります。チーズひとつとっても、白チーズを意味する「ベヤズ・ペイニル」、黄色い熟成チーズの「カシャル・ペイニル」、ぽろぽろした食感の「トゥルム・ペイニル」など。チーズはワインのおつまみはもちろん、パンに挟んだり、サラダに混ぜたりして日常的に食べます。子どもから大人まで人気の「アイラン」は、ヨーグルトに水と塩を混ぜた飲料で、トルコのケバブ店でケバブ料理と一緒に売っていることが多いです。こってりとした肉料理をヨーグルトが中和してくれます。
はい、そうです。乳製品はトルコ料理に欠かせない材料のひとつで、ヨーグルトはその中でもメイン材料と言ってもいいでしょう。スープにしたり、ソースにしたり、スイーツ、そしてドリンクなど、どんな料理にも使える万能調味料のようなものです。大量に消費するので、トルコでは自宅でヨーグルトを作っている家庭が多いですよ。
トルコでは前菜のことを「メゼ」と呼びます。メゼは、レストランや家庭でもよく出される、トルコ料理に欠かせない小皿料理です。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
200g
にんじん
3本
ズッキーニ
1本
オリーブオイル
大さじ3
塩
小さじ1
にんにく
2かけ
くるみパウダー
80g
ズッキーニはヘタを切り、縞目に皮をむく。にんじんとズッキーニはおろし器で細切りにし、別々のボウルに入れる。
深さのあるフライパンか鍋にオリーブオイルをひき、にんじんを入れて中火で炒め、ズッキーニを加えさらに炒める。野菜がしんなりしてきたら容器に取り出し、あら熱をとっておく。
ボウルにヨーグルトを入れ、塩とすりおろしたにんにくを加えて混ぜる。
2が冷めたら、半分の量のくるみパウダーを加えて混ぜる。
器に4を盛りつけ、上から3をかけてラップをし、冷蔵庫で冷やす。食べる直前に残りのくるみパウダーを乗せて完成!
すりおろした野菜にヨーグルトを和えることで、クリーミーな食感に。くるみの香ばしさがアクセントになって食が進みます。普段、不足しがちな野菜ですが、いつもより多く食べることができました。野菜が苦手なお子さんも喜んでくれそうです。
(by記者)
ギュルさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!