多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第83回目はオーストリア。ヨーロッパ大陸のほぼ中央に位置し、ドイツやチェコ、スロバキアにハンガリー、スロベニア、イタリア、スイスと8カ国という多くの国に囲まれた内陸国です。今月は前回に続き、ウィーン出身のクリスタさんにヨーグルトを使ったお菓子を教えていただきました。
毎年冬はスキーが楽しみ。今年の年末年始は、志賀高原に泊まってスキーをする予定です。
オーストリアは、夏は涼しく冬はとても寒い国です。私が小さな頃は、冬は長い間雪がたくさん積もり、クリスマスに雪が降らないということはほとんどありませんでした。しかし気候変動などの影響により、近年はウィーンでも雪が減っているようです。
オーストリア人の朝食と夕食はかなり軽く、昼食がメインとなります。主食はパンで、バターやヨーグルト、チーズなど乳製品をよく食べます。オーストリア人はスープが大好きで、ほとんど毎日作っています。
オーストリア人はヨーグルトをたくさん食べますね。スーパーマーケットに行けば、いろいろな味のヨーグルトが並んでいます。プレーンヨーグルトは、果物やゼリーを添えてデザートにして食べたり、料理やお菓子作り、サラダのドレッシングやソースなどの調味料として使ったりします。また、プレーンヨーグルトは体重を気にする人たちのクリームの代用として使われることも多いです。
オーストリアのバレンタインデーは、世界のほかの地域ほど盛んではなく、日本のように特にチョコレートやチョコレートを使ったお菓子が定番というわけでもありません。そんなオーストリアで人気のお菓子といえばマフィン。ヨーグルトやクリームチーズなどが入ったものは特別感があります。ハート型にすると、よりバレンタインらしくなるでしょう。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
100g
バニラビーンズ
1本
※またはバニラオイル小さじ1
砂糖
180g
卵
3個
クリームチーズ
100g
小麦粉
280g
ベーキングパウダー
小さじ1
溶かしバター
90g
いちご
250g
粉砂糖
適量
バニラビーンズは包丁で縦に切れ目を入れて開き、中のバニラシード(種)をこそぎ取る。ボウルに砂糖、卵を入れてミキサーで軽く混ぜ、バニラシードを加えてなめらかになるまで数十秒ほど混ぜる。
1にクリームチーズ、ヨーグルトを加え、ミキサーでよく混ぜる。
別のボウルに小麦粉、ベーキングパウダーを入れてヘラなどでさっくりと混ぜ、2に加えてミキサーで混ぜる。
3に溶かしバターを加え、さらに混ぜる。お好みの大きさに切ったいちごを加え、ヘラなどで均等になるように混ぜる。
マフィン型に4を入れ、180℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。(焼くと膨らむため、型の2/3ほど入れるとちょうど良い)。
5をオーブンから取り出し、少し冷ましておく。仕上げに粉砂糖をふりかけ、ハートの型押しをし、ハート形になるようにカットしたいちごを飾ってできあがり!
いちごの香りが漂う、かわいらしいハート型のマフィンです。ヨーグルトがたっぷりと入っているのでしっとりとした口当たりで、いちごの甘酸っぱさとクリームチーズのコクを感じます。一晩冷蔵庫で寝かせると、よりしっとりとした食感が楽しめます。
(by記者)
クリスタさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!