多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!
第86回目はタイ。東南アジアのほぼ中央に位置し、ミャンマーやラオス、カンボジア、マレーシアの4カ国と国境を接しています。今回はタイ中部、ロッブリー県出身のインティラーさんに、ヨーグルトを使った料理を教わりました。
コロナ禍でおうち時間が増えたとき、クリスタルアクセサリーを作る趣味ができました。ネックレスやマスクストラップなどを作って楽しんでいます。
私はバンコクから車で2時間ほどの距離にある、ロッブリー県で生まれました。もともと日本の文化が好きな私は日本語の通訳の仕事に興味がわき、15年ほど前に語学留学で日本に来ました。そのとき、のちに夫となる韓国人の彼と知り合い、結婚を機に日本に住むようになりました。現在は日本人にタイ料理を教えたり、タイ語の教師、タイ語の通訳をしたりしています。
ロッブリー県は熱帯気候に属しており、一年を通じて高温多湿です。3月から5月は暑さが厳しく、ピークの4月は40度を超えることもあります。
この県の名物といえば、アヒルの卵を塩漬けにした「カイケム」を思い浮かべる人が多いです。このカイケムを乗せたおかゆも郷土料理の一つで、ほっこりと心身が温まるやさしい味です。
「ノムプリアオ」という発酵乳があります。「ノム」は牛乳、「プリアオ」は酸っぱいという意味です。日本の飲むタイプのヨーグルトより少し酸味が強く、味はさっぱりとしていて、健康を気にする人たちに人気です。
基本的にはタイ料理にヨーグルトを使うことは少ないですが、サラダのソースとしてヨーグルトを使ったり、デザートとして食べたりします。タイ人は果物を食べる事が好きなので、スーパーマーケットにはイチゴやマンゴーなどのフルーツヨーグルトがたくさん並んでいます。
タイ人も日本人同様に、体にいい食生活に関心があります。このサラダは野菜たっぷりで満足感があり、特にダイエット中の人に人気。朝ごはんや夕食の代わりに食べています。
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
大さじ2
パクチーのみじん切り
大さじ2
スイートチリソース
大さじ2
マヨネーズ
大さじ1
レモン汁
大さじ1
えごま油
大さじ1
塩
適量
こしょう
適量
ボイルしたえび
5尾
ゆで卵
1/2個分
アボカド
1個
きゅうり
1/2本
サニーレタス
4枚
クリスピーレタス
4枚
ミニトマト
5個
ホールコーンの缶詰
大さじ2
フライドガーリック
小さじ2
※または粉末ピーナッツ
サラダソースを作る。ボウルにスイートチリソース、マヨネーズ、レモン汁、えごま油、塩、こしょうを入れて混ぜる。
1にヨーグルトを入れて混ぜ、なじんだらパクチーを加えて混ぜる。
具材を切る。アボカド、ゆで卵、きゅうりはそれぞれ食べやすい大きさに切る。ミニトマトはヘタを取り、下3mmほど残して十字に切れ目を入れる。
大皿にサニーレタス、クリスピーレタスを敷き、残りの具材を盛りつける。
4に2のサラダソースをかけ、フライドガーリックをふりかけて出来上がり!
スイートチリの甘酸っぱさ、そしてヨーグルトやレモンの酸味がグラデーションのように溶け込んだ、クリーミーソースです。ボイルしたえびや野菜にソースがよく絡み、パンに挟んでもおいしくいただけます。
(by記者)
インティラーさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!