ヨーグルトでめぐる世界の食卓

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多くの国々で愛されているヨーグルト。世界中の人々は、どんな風にヨーグルトを楽しんでいるのでしょう。このコーナーでは、ヨーグルトを使った正統派の料理から、リアルな家庭料理のアレンジまで、さまざまな国の方に取材。
ヨーグルト料理とヨーグルトにまつわるお話を紹介していただきます!

ヨーグルトレモンマフィン

第89回目はスペイン王国。今回は、前回に引き続きスペイン出身のロザさんにご登場いただき、ヨーグルトを使ったお菓子を教わりました。

今回の案内人

スペイン王国
ロザさん [Ms. Rosa]
Niki’s Kitchen英語料理教室のスペイン料理講師

ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、外で体を動かすことが好きです。逆に、屋内で静かに自分と向き合うことも好きで、書道も習っています。現在、日本語も勉強中です。

ロザさんはドイツで生まれ、幼少期をドイツで過ごしたあと、スペインのマドリードに移り住んだとのこと。スペインではどのような料理を召し上がっていましたか?

スペインもドイツと同様にパンの国です。朝食は、「パン・コン・トマテ」(バゲットにトマトの果汁を染み込ませたもの)をよく食べ、ときにチュロスやマフィンなどの甘いお菓子も朝に食べます。昼食は一日の中で最も重要な食事で、一般的にコース料理が用意されます。1品目はスープやサラダなどの軽食、2品目は魚や肉などのしっかりした料理です。デザートは、フルーツやフラン(練乳入り濃厚プリン)、「アロス・コン・レチェ」(お米のプディング)などの甘いデザートが用意されています。夕食は昼食と似ていますが、昼に比べて軽めです。

スペインではどのような乳製品や発酵食品が食べられていますか?

チーズをはじめ、ヨーグルトやバターなど、乳製品はよく食べます。チーズの文化も非常に盛んで、種類が豊富。原料は牛の乳、ヒツジの乳、ヤギの乳はもちろんのこと、その3つの乳を混ぜて作った混合乳のチーズもあります。

スペインの家庭では、ヨーグルトをどのように食べることが多いでしょうか?

スペインでは、ヨーグルトは食後のデザートやおやつとして食べることが多いです。最近ではチーズケーキの原料として、クリームやクリームチーズの代用として使われることもあります。

今回ご紹介いただく「ヨーグルトレモンマフィン」について教えてください。

子どもから大人までおいしく楽しめる、軽くて食べやすいマフィンです。スペインでは、多くの人が朝食やおやつによくマフィンを食べます。簡単に作れるので、パーティーやお祝いの席にもよくテーブルにあがります。スペインでは、店で買ったお菓子よりも、手作りであることが喜ばれるのです。

「ヨーグルトレモンマフィン」の作り方

【材料】マフィン型12個分

  • 明治ブルガリアヨーグルト
    LB81プレーン

    120g

  • 3個

  • 砂糖

    140g

  • レモンの皮

    1個分

  • ひまわり油

    125ml

  • 小麦粉

    220g

  • ドライイースト

    8g

  • 2g

  • step.1

    ヨーグルトと卵は調理の前に常温に戻しておく。

  • step.2

    ボウルに卵を入れ、ハンドミキサーで溶きほぐす。砂糖を加えてゆっくりとミキサーの速度を上げ、色が淡くなり、クリーミーな質感になるまで5分ほど混ぜる。

  • step.3

    2にヨーグルト、レモンの皮、ひまわり油を加え、さらに2分ほど混ぜる。

  • step.4

    別のボウルに小麦粉とドライイーストを合わせてふるい入れ、塩を加える。ゆっくりと3に入れ、ハンドミキサーを中速にして混ぜる。よく混ざったら生地を30分ほどおく(暑い日は時間を短くする)。

  • step.5

    マフィン型に4を流し入れ、250℃に予熱したオーブンに入れる。

  • step.6

    オーブンの温度を220℃に下げ、きつね色になるまで約15分ほど焼く。オーブンから取り出して冷ましたら出来上がり!

ヨーグルトレモンマフィン
の感想

ヨーグルトレモンマフィン

レモンの爽やかな風味が夏にぴったりのマフィンです。ヨーグルトが入っているため、よりしっとりとした食感に。暑い時期は、冷蔵庫でひんやりと冷やしてもおいしく召し上がれますよ。
(by記者)

ロザさん、ありがとうございました!
世界のヨーグルト料理、次回もお楽しみに!

#89

スペイン王国Spain
首都:マドリード / 通貨:ユーロ / 言語:スペイン語