2019 10Oct.

お酒以外は甘い飲み物が多いブルガリア

ブルガリア語で「ソフトドリンク」とは、「ベスアルコホルノ」。“アルコール以外の飲み物”という意味です。アルコールを基準にした言葉で、ブルガリア人のお酒好きを表していますね。
また、日本で飲む緑茶や麦茶などのお茶には砂糖は入っていませんが、ブルガリアでは、水以外で甘くない飲み物はなかなか見つけることができません。ですから、日本人の私は飲み物に苦労することがあります。

レストランでソフトドリンクを頼みたい場合は、炭酸飲料かフルーツジュースを選ぶことができます。この場合のジュースは、100%果汁ではなく、加糖されたものです。水が欲しい場合は有料です。

ブルガリアならではの飲み物が欲しいときや甘いジュースが苦手な場合は、「アイリャン」がオススメです。これは、ヨーグルトに水を足したもので、レストラン以外の店でも買うことが出来ます。ブルガリア料理は味が濃いものが多いので、アイリャンを飲むと口がさっぱりとします。

ブルガリアでは乳製品の飲み物がとても充実しています。アイリャン以外では、イチゴやベリーの味付けをされた飲むヨーグルトやコーヒー牛乳などがあり、スーパーやファストフードの店で売られています。

ただブルガリア人のソウルフード、「バーニッツァ」と一番よく一緒に飲まれているものは、「ボザ」です。これは麦の発酵飲料で、砂糖で味付けされています。発酵しているので独特な匂いがして、見た目は茶色でドロッとしています。ボザを飲んだときの私の個人的な感想は、「劣化して少し酸っぱくなったきな粉を水で溶き、片栗粉でとろみをつけ、砂糖を入れて飲みやすくしようとした味」でした。

スーパーでは、水で溶いて飲む粉ジュースがとても安く手に入ります。炭酸飲料も種類豊富で安いです。でも私は人工的な味が苦手なのであまり口にしたことがありません。野菜ジュースも日本と違い、多くの砂糖が入っていて、とても甘いです。日本の「微糖」や「無糖」の文字が恋しくなります。


  • 野菜ジュース

  • りんごジュース

  • ボザ

  • 粉を溶いて飲むジュース(微炭酸のレモネード味)

  • 野菜ジュース売り場

  • お茶売り場

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